
松尾貴史(写真・共同通信)
6月16日に初のG7サミットへ臨む高市早苗首相。意気揚々と開催国のフランスに向かった首相に、またもやあの俳優が噛みついた。
「松尾貴史さんです。彼は12日、自身のXで、毎日新聞が10日に配信した記事を引用リポストしたうえで、《『聞かれては困る案件』をこれほど数多抱えて逃げ隠れし続けた首相が、かつていたのだろうか》と投稿したのです。
引用したのは、高市首相の取材対応に関する記事でした。木原稔官房長官は『情報発信が少ないとは思っていない』と説明していますが、高市首相は就任7カ月間の記者会見数が第2次安倍晋三政権以降で歴代最少で、2月18日以降は会見を開かず、ぶら下がり取材やXでの発信が中心だと報じたものです」(全国紙記者)
松尾が不信感を募らせる背景には、『週刊文春』が報じた2025年秋の自民党総裁選をめぐる、高市陣営の中傷動画疑惑がある。当初は「秘書は面識ない」と否定していたが、6月10日には秘書と作成者側のオンライン会議を認める答弁訂正に追い込まれた。
「松尾さんは翌13日にも自身のXで、5日の予算委で高市首相が『文春』について『ないことないことを書き立てるストーリー』などと語った答弁動画を引用したうえで、《文春はここまで言われて、高市氏を訴えるべきではないですか?》と投稿し、さらに追及を強めています。
一方、そんな正義をふりかざす松尾さんに対し、『野党にも同じことを言うべきだ』という声もあります。結局、その人に対する“好き嫌い”で物を言っているだけと思われている面もあるのでしょう」(同前)
松尾の発言の当否は置いておくとしても、首相の疑惑そのものは消えたわけではない。
「むしろ包囲網はさらに狭まりつつあります。13、14日に産経新聞社とFNNが実施した世論調査では、高市首相の説明に『納得できない』が52.0%と『納得できる』の40.2%を上回りました。
さらに、秘書の参考人招致も『必要』が60.1%に達し、『不要』の35.6%を大きく上回っています。
注目すべきは、支持層でも参考人招致が52.4%と過半数に達した点です。不支持層だけでなく支持層にも“秘書本人の説明を聞きたい”という空気が広がり始めています」(同前)
劣勢の中で迎えた初のG7サミット。外交デビューという晴れ舞台で国内の追及はいったん小休止となるが、帰国すれば再び説明責任が待ち受ける。本当の正念場はこれからなのかもしれない。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







