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小泉進次郎どうする「新潟県知事選」で父・純一郎が暴走

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.06.01 11:00 最終更新日:2018.06.01 11:00

小泉進次郎どうする「新潟県知事選」で父・純一郎が暴走

 

「事実上のオール野党候補と、メディアを前にがっちり握手したのは驚きでした」(ジャーナリスト・横田一氏)

 

 与野党の激突となる、新潟県知事選。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題が大きな争点となるこの選挙。告示前日の5月23日に、小泉純一郎元首相(76)は、新潟県魚沼市にいた。「反原発」を掲げる市民団体の講演会で「原発ゼロ」を訴えたのだ。

 

 話に熱が入り、講演は終了予定時刻を10分オーバー。帰りの新幹線の発車時刻が迫っている。それでも小泉氏は、「原発ゼロの新潟」を公約に掲げる元県議の池田千賀子候補(57・無所属)を控室に招き入れ、「頑張って」と固く握手。

 

 この対応に、講演会の主催者でさえ戸惑いの声を上げる。

 

「講演会は1年前から決まっていました。ただ、講演会の10日ほど前に、小泉さん側から、『知事選の候補者を控室に入れて会う。その姿を報道陣に公開してくれ』と、急に連絡が入ったんです」   

 

 現場では、「父親の暴走で、進次郎氏はやりにくくなる」という声が上がっていた。

 

 自民・公明が支援するのは、前海上保安庁次長の花角英世氏(60・無所属)。花角氏は二階俊博自民党幹事長(79)の運輸大臣時代の秘書官だ。 二階氏のメンツにかけても負けるわけにはいかない。

 

 小泉進次郎氏(37)は、幹事長室特命担当の筆頭副幹事長。二階氏に応援を頼まれれば断われない立場だ。

 

「公明党が告示前におこなった情勢調査では、池田氏が優勢。抜群の知名度を誇る進次郎氏は、応援に入らざるをえない」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

 

 翌5月24日、党本部で進次郎氏を直撃した。

 

ーー新潟県知事選の応援に入るのか?

 

「…………」

 

ーー純一郎氏が野党統一候補を激励した。やりづらいのでは? 

 

「講演は1年前から決まっていたんですよ。メディアはどこも報じないけど。まあ、タイミングがね」

 

ーー純一郎氏から説明があった?

 

「そうそう。当たり前じゃない。親子なんだよ」

 

ーー控室で野党候補と握手した。ずいぶん踏み込んだ印象だが。

 

「それは知らない」

 

 “握手”についての質問には口を濁し、迎えの車に乗り込んだ進次郎氏。応援演説では、いかなる父への反抗を見せるのか。

 

(週刊FLASH 2018年6月12日号)

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