社会・政治社会・政治

【高額海外視察で大揺れ】“福岡県政のドン” 県議会議長がテレビ局の記者にぶつかって大転倒…本誌が入手した “接触映像” とは

社会・政治 記事投稿日:2026.07.29 18:37 最終更新日:2026.07.29 18:37

【高額海外視察で大揺れ】“福岡県政のドン” 県議会議長がテレビ局の記者にぶつかって大転倒…本誌が入手した “接触映像” とは

蔵内勇夫・福岡県議会議長(写真・共同通信)

 

 福岡県議会が揺れている。2025年1月のハワイへの視察費用が1人あたり300万円など、高額な海外視察が問題視される一方、議長就任時に金を要求されたと県議が「2000万円カツアゲ」を告発してもいる。

 

 自民党の実力者・麻生太郎副総裁を輩出した福岡県で、“福岡県政のドン” と呼ばれているのが、蔵内勇夫・福岡県議会議長だ。蔵内氏はハワイ視察にも4人のうちの1人として参加し、また「2000万円カツアゲ」の金銭授受疑惑では、県政のドンとして報道陣から追及される立場にある人物だ。

 

 7月22日、蔵内氏は自身が会長を務める全国都道府県議会議長会(以下、議長会)の定例総会に出席。翌23日昼すぎには、蔵内氏は高市早苗首相と官邸で懇談。その後、記者団に対して、2027年春の県議選出馬について「ネットが炎上している。日本で一番悪い男が蔵内だと言われている」と自虐気味に話した。

 

 そんななか、22日午後、蔵内氏が議長会の会場である都道府県会館(東京都千代田区)に入る際に、蔵内氏を撮影していたマスコミ関係者と接触し、転倒していたことが永田町で話題になっている。

 

「議長会の定例総会は15時スタートだったのですが、その10分前の14時50分ころ、会館の入口付近で撮影していた読売テレビの男性記者と蔵内氏が接触し、蔵内氏が転倒したのです。

 

 その後、蔵内氏は予定されていたスケジュールをこなしたようですが、『頭が痛い』と福岡に帰った後に入院したのではないかと言われています。

 

 議長会側は、読売テレビに対して『行きすぎた取材』として、なんらかの抗議をするのではないかと聞いています。また、転倒時の様子が映っている監視カメラ映像があるようです」(自民党関係者)

 

 本誌は、永田町関係者からこの映像を入手。1分半ほどの動画には、入口から入ろうとする蔵内氏を見つけた記者が会館内から外に出て、蔵内氏の正面に立ち、スマートフォンのようなものを構え、後ろ向きに歩きながら撮影をしている。

 

 ところが、自動ドアが開いた瞬間、会館に入ろうとした蔵内氏と接触し、蔵内氏が左半身から転倒し、頭を手で抱える様子が見える。倒れた瞬間に記者はスマホを構えるも、蔵内氏のもとに歩み寄り、スマホをポケットにしまった。

 

 蔵内氏に同行していたとみられる人物2人がうずくまったまま動かない蔵内氏を介抱するなか、記者は立ったまま様子を眺めていたが、少し離れた場所にいた別の記者と思われる2人が蔵内氏のもとに歩み寄り、かがみこんで心配そうに様子を見ている。

 

 そして、蔵内氏が起き上がろうとすると、2人の記者はそれを補助するかのような動きを見せたが、接触した記者は立ったまま見ているだけ。起き上がった蔵内氏は会場へ向け、自力で歩いていき、記者らが後からついていくところで映像は終わっている。

 

 福岡県筑後市の蔵内勇夫事務所に聞くと、「何も聞いていませんので、わかりません。福岡県議会事務局に聞いてみてください」と回答。

 

 関係者によると、接触したのは読売テレビ東京支社報道局の人物だという。

 

 全国都道府県議会議長会の担当者は、都道府県会館に入る際に、蔵内氏が読売テレビの記者と接触して転倒したことについて本誌が話すと「よくご存じで」と事実関係を認め、こう話す。

 

「今のところ、まだ読売テレビさんとは接触していません。向こうからも議長会に対しては何もないです。対応については、蔵内会長と福岡県議会とも相談してから決めるので、検討中です。

 

 入院されたかどうかは聞いていませんが、病院には行かれたと思います。あちこち痛いんだけど、福岡に帰ってから病院に行くとおっしゃっていましたので。

 

 こっち(東京)で病院にかかると、また診療に行ったりと大変ですから。23日の首相官邸での行事が終わったあと、午後、福岡に戻られました。

 

 転倒後、ご自身で立ち上がられたようです。だいぶ痛がっておられましたけど、打ったところ、体の左側から転倒されたみたいなので、そちら側の脇腹とか肩とか背中とか、そのへんだと思います。

 

『頭も打っとる』と、頭もちょっと打ったようなことをおっしゃっていました。いずれにせよ、対応は検討中です」

 

 福岡県議会事務局にも今後の対応について問い合わせたところ、「議長会と相談しながら、今後の対応を考える形になるのではないか」と回答した。

 

 福岡県議会の自民党県議団は、7月27日午後、議員総会を開いたが、蔵内議長は欠席した。

 

 県議団の松尾統章会長は、記者団に対し「全国都道府県県議会議長会のときに取材をしていたマスコミの方の足に蔵内議長が引っかかり、こけて脳しんとうを起こしている。精密検査のため、欠席するとの連絡をいただいた」と明かした。

 

 29日、あらためて蔵内事務所に診断結果について聞くと「こちらでは把握しておりません」とのことだった。

 

 一方の読売テレビ本社の総合広報担当者に、事実関係の確認や今後の対応などについて取材を申し込むと、以下のように文書で回答した。

 

《都道府県会館における弊社の取材中に、蔵内勇夫議長が転倒されたことは事実です。

 

 当該記者はその後、蔵内議長のご容体を確認し、お詫びの意をお伝えしようと、現地で待機しておりました。その際、福岡県議会事務局の理事から、「蔵内議長にけがはなく、病院に行く予定もない。お会いしてお詫びしたかった旨は、直接本人に伝えておく」との趣旨のお話をいただきました。

 

 弊社としては、取材にあたって安全面への配慮は当然必要であると考えており、関係者にご心配をおかけしたことについては真摯に受け止めております。今後も、取材対象者や周囲の方々の安全に十分配慮し、適切な取材活動に努めてまいります》

 

「けがはなく病院に行く予定もない」はずだった蔵内氏には、精密検査の結果を一刻も早く発表してもらいたいものだ。

12

出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

社会・政治一覧をもっと見る

今、あなたにおすすめの記事

関連キーワードの記事を探す