
新沢かれん容疑者(本人のInstagramより)
8月16日、アルバイト先である東京都渋谷区のスポーツ施設で、50代女性のクレジットカードを盗み、不正に使用したとして、慶応義塾大学総合政策学部4年の新沢かれん容疑者が窃盗と詐欺の疑いで逮捕された。警察の調べに対し、「カードは更衣室で拾った。商品がほしくて衝動的に使った」と供述しているという。
「事件発覚のきっかけは、施設の利用客から警察に寄せられた相談でした。警察がカードの利用先を調べ、防犯カメラの映像などを確認したところ、新沢容疑者の姿が映っていたといいます。被害に遭った女性はロッカーを施錠していましたが、警察は、新沢容疑者がスタッフ間で共有されていたマスターキーを使い、女性のロッカーを無断で開けたとみています。
新沢容疑者は、そのカードを使って東京都新宿区内で約1万4000円相当の化粧品2点を購入したとして逮捕されましたが、警察は複数の人物からクレジットカードを盗んだ可能性があるとみて捜査を進めており、現時点での被害額はおよそ100万円に上るとみられています」(事件担当記者)
施設利用者の間では、以前から被害がささやかれていたといい、匿名を条件に取材に応じた利用者は、こう証言する。
「以前、財布から1万円ほど現金がなくなっていたことがあります。財布はカバンに入れて、それをロッカーに入れていました。ただ、現金なので証拠がなく、本当に自分がどこかで落とした可能性も否定できなかったので、施設側にはとくに何も言いませんでした。もしマスターキーの存在を知っていたら、苦情を入れていたと思います。
ほかの利用者から聞いた話ですが、過去にもカードを不正使用されたという被害が施設側に寄せられていたそうです。施設側は『防犯カメラをつけて対策する』と述べていたそうですが、私が見る限り、防犯カメラが増えたという印象はありません。警察から施設に防犯カメラの映像などを提出するよう、任意で申し出があったようですが、プライバシーを理由になかなか提出されなかったと聞いています」
新沢容疑者のふだんの様子を知るこの利用者は、逮捕に驚きを隠せない。
「新沢さんは、わりと以前からアルバイトとして勤務していた記憶があります。受付で会うことも多かったので、けっこうシフトに入っていたんじゃないでしょうか。元気ないまどきの大学生という感じで、明るいお嬢さんという印象でした。ただ最近は、いつも顔色が悪かったですが……」
今後の刑事処分や社会的影響について、元東京地検特捜部検事で弁護士の落合洋司氏はこう語る。
「被害金額が100万円程度であれば、被害の弁済をして、身元引受人が更生を助けられる状況であれば、このまま起訴され、裁判になっても、執行猶予がつく可能性はあります。もちろん、前科はつきます。
また、たとえば米国に入国するにはESTAの申請が必要ですが、申請しても承認されないと思います。大学からの処分も厳しいものになるはずです。就職先が決まっているとしても、取り消しになる可能性が高いでしょう。出来心だったのかもしれませんが、大きな代償を払うことになります」
本誌「Smart FLASH」はスポーツ施設に「新沢容疑者が勤務していたのは事実か」「警察の任意捜査に対して、プライバシーを理由に当初、応じていなかったと聞いている」と尋ねたところ、いずれについても「現状、こちら側でお答えできることはありません」との回答だった。
就職を目前に控えた時期に起きた今回の逮捕は、本人のキャリアに大きく傷を残すこととなった。
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