社会・政治
小池百合子が語る『WBS』思い出に残っているのはバグダッド
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.06.17 16:00 最終更新日:2018.06.18 10:31
「すごくやりがいのある仕事だと思い、お話をいただいて、すぐに決めました。東京、ロンドン、ニューヨークと、互いのマーケットが刺激し合うのを生で感じるのは、非常にエキサイティングでしたね」
そう語るのは、『WBS(ワールドビジネスサテライト)』初代キャスターを務めた小池百合子・東京都知事(65)。当時は海外にも積極的に足を運び、自ら取材した。
「思い出に残っているのは、バグダッド。湾岸戦争(1991年)が始まる前年、クウェート在留の邦人が人質に取られる事件が起きました。私は当時、日本アラブ協会の事務局長という立場でもあったので、解放のため直接、交渉をしました。
ニュースを伝える側と、ニュースの当事者側、双方に携わっていたので、内容をどこまで伝えるべきか、と思いましたね。
この報道では、放送業界の賞を頂戴しました。このころ学んだ、現場に行って直接、話を聞いたりふれ合ったりすることは、今も実行しています」
当時から夜11時の放送だったが、ときには終了後の深夜1時から3時まで、テニスに行っていたという。今も昔も、バイタリティは相変わらずだ。
「現在も『WBS』は、ときどき観ています。私も当時、経済の専門用語を、視聴者に噛み砕いて伝えることに気を遣いました。
今は産業がドラスティックに変わっているので、伝え方もなお大変だろうと思いますが、(大江さんは)頑張っておられますよね。これからも、世の中が元気になれるような番組を続けてほしいと思います」
(週刊FLASH 2018年6月5日号)