
日本維新の会代表の吉村洋文大阪府知事(写真・長谷川 新)
大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」をめぐり、特別区の名称案に2025年大阪・関西万博の公式キャラクター・ミャクミャクにちなんだ「ミャクミャ区」が浮上し、SNS上では否定的な意見が相次いでいる。
大阪都構想は、大都市地域特別措置法に基づき、大阪府と大阪市の法定協議会(副首都・大阪にふさわしい大都市制度協議会)で大阪維新の会のみが参加し、制度に関する議論が進められている。都構想は2015年と2020年に大阪市民による住民投票で否決されたが、日本維新の会代表の吉村洋文大阪府知事は、2027年春の統一地方選の知事選などと同日に住民投票を実施することを目指している。
2026年8月には、特別区の区割りを4区案、8区案、24区案のなかから4区案にすることを決定している。
大阪維新の会は、4つの特別区の名称について、9月21日からアンケート第2弾を開始したのだが、その第1区(現在の4行政区である東淀川区、淀川区、西淀川区、此花区)の名称候補7つのうちに「ミャクミャ区」が入っていることがわかり、話題となっている。
政治部記者が言う。
「維新が8月末から9月中旬におこなった市民アンケート第1弾に寄せられた787件の意見から、第2弾の名称候補が選定されました。たとえば、第1区の名称候補には、第1区・淀川区・大阪淀川区・新大阪区・夢洲区・水都区・ミャクミャ区の7つの候補から選ぶようになっていますが、それ以外の独自案も応募可としています。10月上旬からは、第2弾の結果を踏まえて4案に絞り、そのなかから1案を選ぶというアンケート第3弾を予定しており、10月末には第2弾・第3弾のアンケート結果を踏まえ、最終結果を発表するとしています」
ちなみに第4区(現在の7行政区である東成区、天王寺区、生野区、阿倍野区、東住吉区、住吉区、平野区)では第4区・天王寺区など8つの名称候補のなかに「あべのハルカス」にちなんだ「ハルカス区」も入っている。
「ミャクミャ区」案浮上についての報道に対して、X上では否定的な意見が相次いでいる。
《ああもうエイプリルフールか》
《アホとしか言いようがない》
《報道が事実ならミャクミャ区はマジでやめてほしい。他の自治体のいい笑いもの》
本誌は、大阪維新の会にミャクミャ区案が浮上した経緯、選考方法、ミャクミャ区が選ばれる可能性、ミャクミャ区へ否定的な意見が出ていることなどについての見解を聞いた。
大阪維新の会の担当者は文書で以下のように回答した。
《第1区の区名案については、ミャクミャ区といった区名案についても複数件提案があったことから、第2回アンケートの区名案としたものです。
(大阪市民の皆さまからは)万博のレガシーを残すという意味でミャクミャ区がいいのではないかといったご意見などがありました。
アンケート結果を重要な判断材料としながらも、票数だけでなく、名称としての分かりやすさや親しみやすさ、地域の特色などもふまえて大阪維新の会として取りまとめます。そして、最終的には法定協議会の場において協議・決定されることになります。
現時点においてはあくまで広く提案を募っている状況であり、最終的な可能性などについては回答を控えさせていただきます。
今回のアンケートは、まさに市民の皆さまから幅広くご意見を伺うために実施しているものですので、肯定的・否定的なご意見を含め、さまざまなご意見を今後の検討の参考にしてまいります》
10月上旬からの市民アンケート第3弾の4つの区名案候補に「ミャクミャ区」は残ることができるのかに注目が集まりそうだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







