金剛地のXより
ミュージシャンで俳優の金剛地(こんごうち)武志が9月26日、自身のXを更新。高市早苗首相の外交を痛烈に批判し、波紋を呼んでいる。
金剛地が引用リポストしたのは、同日夕方に共同通信が配信した、「【速報】米中両軍、危機管理へ覚書署名の方針」という記事。米中両軍が危機管理を強化するための覚書に早期に署名する方針で一致したと伝えるものだ。
これに対して彼は、《つまり世界の敵“高市Japan”な訳だ。こんな失敗外交見たことない。責任取って総辞職でしょ》とコメントしたのだ。
全国紙記者が解説する。
「9月24日(日本時間25日)にワシントンで米中首脳会談が行われ、両国はAI開発をめぐる対話の設置や、イランの核保有を認めないことなどで合意しました。会談後にホワイトハウスが公表した概要文書には、米中が第2次大戦で『同盟国』としてともに戦ったことを両首脳が想起した、との一文まで盛り込まれました。対中強硬路線を掲げてきた高市政権にとっては、はしごを外されたとも受け取られかねない内容でした」
ただし同じ文書には、戦後の米軍の前方展開が「自由で開かれたインド太平洋」を維持してきたとの記述もある。米国が日本との同盟を軽視していると言い切れるかは、見方が分かれるところだ。
実際、金剛寺の投稿にはXで
《何故これが、「世界の敵」になるのか、全く理解できない》
《何処をどのように解釈したらそんなレベルの結論になる?》
といった疑問の声も寄せられている。
金剛地は同日夜にも、共同通信の速報を引用リポストした。高市首相はトランプ大統領との約20分間の電話会談後、記者団に「私から日米は今や最も信頼し合える同盟国となっていると申し上げた」と説明。この発言を伝える記事に、金剛地は《悲哀》とだけ添えたのだ。
「高市首相は『1週間に2度の首脳会談は日米同盟の絆の強さを示すものだ』とも強調しましたが、その具体的な中身は明かしていません。ただ、電話会談は中国をけん制する狙いがあったとみられます。首相の手腕には賛否が分かれますが、米中接近と首相個人の責任は分けて考えるべきでしょう。現状で総辞職を求めるのは、論理の飛躍が大きいと言わざるをえません」(同前)
とはいえ、金剛地の過激な言葉が、米中接近に対する国民の不安を代弁した側面があるのも確かである。
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