
9月29日、自民党役員会に出席した高市早苗首相(写真・長谷川 新)
10月3日、沖縄県那覇市のホテルで39歳の女性が殺害され、財布とリュックサックが盗まれる強盗殺人事件が発生。沖縄県警は事件発生翌日の4日、米軍普天間基地に所属する海兵隊員デビン・バラード容疑者(20)を沖縄市の歓楽街で逮捕した。
事件に至った経緯や動機は今後の捜査が待たれるが、逮捕された海兵隊員は『私は知りません』と容疑を否認しているという。
またしても沖縄で繰り返された凄惨な事件。県民の怒りは沸点に達しているが、今回の件に関して、高市早苗首相が投稿したXのポストに、批判の声があがっている。
「高市首相は冒頭、《お亡くなりになった方に哀悼の意を表しますとともに、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます》とつづり、その後に《極めて遺憾であり、日本政府として米側に強く抗議する》と続けましたが、内容はとても淡白な印象でした。
そのためXには《何でもかんでもXに投稿して終わりか》《個人アカウントで語ってないで大統領に電話で抗議でもしたら如何でしょうか》など、アメリカに強く抗議しない高市首相に不満を募らせた投稿が数多く寄せられました」(事件担当記者)
「沖縄タイムス」が《【速報】米兵を強盗殺人容疑で緊急逮捕 那覇市のホテルでの女性遺体発見で》の見出しで容疑者逮捕を報じたのは、ヤフーニュース上で4日の午前7時26分。一方、高市首相がXに投稿したのは、それから6時間後の午後1時41分だったことにも批判が集まっている。
「容疑者が逮捕されたのは4日の未明、明け方に近い時間だということで、その一報が高市首相にもたらされたのは早朝のはずです。つまり、午前中に会見を開くなり、Xで投稿するにしても、もっと早くメッセージを出せたと思われます。熊本地震、千葉豪雨などの災害時も、同じようにメッセージが遅いと指摘されました」(前出・事件担当記者)
高市首相が会見を積極的に開かないのは有名な話だが、政治アナリストの伊藤惇夫氏は、高市首相がSNSでの発信を重視する理由について「想定外の質問がくるかもしれない記者会見が苦手なのでしょう。そのため、ご自身の考えを一方的に発信できるSNSに重点を置いていると思います」と指摘する。
だが、それだけ熱心におこなっているSNSへの投稿も、今回のように「発信が遅い」と批判が寄せられてしまった。
10月5日からは臨時国会がスタートする。野党だけでなく自民党からも、米軍に申し入れている綱紀粛正や隊員への規律遵守教育の徹底について議論が投げかけられることは間違いない。国民の胸に響く、高市首相の「リアルな考え」を国会の場で聞きたいと願っている国民は多いはずだ。
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