
10月14日、予算委員会に出席した高市早苗首相(写真・長谷川 新)
高市早苗首相が10月14日の衆議院予算委員会で答弁した内容に波紋が広がっている。
この日、連立政権を組む日本維新の会の藤田文武共同代表はこう質問した。
「国会運営における総理の出席の現在の慣習は、到底今の時代には合わないんじゃないかという本質的な問いに私たちは向き合わないといけないというふうに思います。ちょっとこの点につきまして、お答えづらいかもしれませんが、総理の感想、見解をいただけたらと思います」
首相の拘束が長時間にわたることをめぐる質問に対し、高市氏は1年近く内閣総理大臣を務めて感じたことについて次のように答弁した。
「わが国が向かうべき方向性ですとか、国家像について肝を据えて戦略的に考えるという時間を取るってのは、なかなか簡単ではないということで、私の場合はたくさん持ち帰り仕事で、山のように書類持って帰って、資料読むのもこれは楽しみながら夜中に読ましていただいておりますんで、それでいいんですけれども、ただ、ちょっとあの、本当にクリアな頭で腰を据えてっていうような時間を取るのはまあ、難しいかなということ。
それから私があの、要は男性総理ではなく、女性総理であるということに、そこに座っている総理秘書官たちもなかなか慣れてくれなくて(議場の一部から笑い)。ま、最初はテレビ入りのときとかちょっとだけ5分とか3分お化粧直ししたいなとかいう時間も取られておりませんでした。(笑いが起きる)家に帰れば帰るで、ちょっとあの藤田さんがどうかは知らないんですけれども、お化粧されてたらクレンジングで落としたり。また朝はですね、入浴をし、また朝食の支度をし、後片付けをし、またお化粧もし、とかいうと男性の総理大臣よりは3〜4時間余分に時間を使っているかもしらんな、という気がします」
高市氏は自民党総裁選で勝利した際の演説「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が2025年の流行語大賞の年間大賞に選ばれた。その表彰式では自身のリフレッシュ法について朝と夜に湯船に浸かるとしたうえで「睡眠時間がその分短くはなりますけれども、夜もお風呂に湯を張って、朝は夜入った追い焚きなんですけれども、ぐっと湯船に浸かって、体中マッサージをして体を目覚めさせる。それは私にとって至極の時間」と話していた。
仕事以外の時間をどう使うかは、人それぞれなのだが、14日に答弁した「男性総理よりは3〜4時間余分に時間を使っている」という点にX上では批判が相次いでいる。
《なぜ国会で「女性なんだから大目に見てよ」みたいな発言しているの?都合よく「女」を出してくる。》
《もし本当に「女性だから」職務に支障が出るほど時間が足りないと感じているなら、無理をせず首相をお辞めになるのも一つの判断だと思います》
《「睡眠時間0‐3時間常態化」で仕事している高市が 朝、夜、たっぷり一時間風呂入るし、化粧に時間が掛かるってさ 普通の人が聞いたらさ、殿様のような生活》
自民党関係者はこう明かす。
「高市さんは同情を買おうとしたのかもしれませんが、裏目に出てしまいましたね。もう私生活のことは少なくとも国会ではしゃべらない方がいいような気がします」
今後、国会では2027年4月から始まる予定の食料品の消費税を8%から1%に引き下げる消費税減税法案の審議が始まるが、減税に必要な約10兆円の財源などをどう説明するのか。風呂の中で名案が思いつけばいいが……。
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