社会・政治社会・政治

【簗農水相が辞任】高市首相、擁護姿勢から一転…野党の “任命責任” 追及激化で悲願の「消費減税」に暗雲

社会・政治 記事投稿日:2026.10.15 17:45 最終更新日:2026.10.15 17:45

【簗農水相が辞任】高市首相、擁護姿勢から一転…野党の “任命責任” 追及激化で悲願の「消費減税」に暗雲

10月14日、農林水産大臣を辞任した簗(やな)和生氏(写真・長谷川 新)

 

「豊富な知識と政策構築力を生かし、人一倍働いてほしい」
 10月14日夜、簗(やな)和生農林水産相が高市早苗首相に辞表を提出し、受理された。

 

 高市首相は10月9日、参院の代表質問で「道路予算カット発言」「シャトルバス無料送迎問題」で窮地に立たされていた、簗氏を冒頭の言葉で庇っていた。

 

「今回の辞任について、自民党内では『事実上の更迭だが、決断は遅きに失した』という声が大半です。簗氏が辞任に抵抗したという情報もあります。高市首相は2026年2月の衆院選の応援演説で、『私の大事なやなちゃん』と話しており、重要な存在だったようです。

 

 遅い判断の理由として、『チーム高市』と呼べる側近がいないなか、今回の組閣をほぼすべて高市首相自身が決めるという、ワンマン体質の弊害が出たという指摘もあります。

 

 また、高市首相は、議員会館での不倫疑惑が報じられても逃げ切った、松本洋平前文科相の成功体験から『今回も大丈夫』と甘い考えを持ったのかもしれません」(政治担当記者)

 

 後任には、農水副大臣を務めた経験もある、武部新氏が起用されたが、これですんなり「幕引き」とはいかないようだ。

 

「野党は、簗氏にさらなる説明責任を求めています。

 

 予算カットは簗氏の『失言』として撤回謝罪で済みそうですが、シャトルバス無料送迎と14日に『文春オンライン』が報じた衆院選での運動員買収疑惑は公職選挙法に抵触する可能性がありますから、野党としては看過できません。

 

 さらに、野党は16日と19日に予定されていた参院の予算委員会を先送りにして、高市首相が出席する予算委員会の集中審議を求めていましたが、自民党が野党の質問時間を増やす譲歩の提案をして予定どおり開催されることになりました。増えた質問時間で高市首相の責任を追及するとしています」(同)

 

 高市首相が悲願としている「食品の消費減税」の成立に支障が出てきそうな状況だが、高市首相にとって誤算だったのは、国民民主党の態度が硬化したことだという。

 

「参院は少数与党ですから、野党の協力が得られないと法案は成立しません。もちろん、参院で否決されても、衆院に戻して再可決・成立という方法はありますが、高市首相は参院での可決を視野に、国民民主党の玉木雄一郎代表に働きかけをおこなっていたんです。

 

 ただ、一連の疑惑が報じられてから、玉木代表は『予算の箇所づけの全省庁調査』を求め、さらに高市首相の任命責任についても、会見で語るなど厳しい態度を示しています」(自民党議員秘書)

 

 こうして状況下でも、一部の自民党議員からは「簗氏に対して『けしからん』という声は大きいと思うが、高市政権の支持率は高止まりしたままだろう」という声が聞こえてくる。

 

 はたして、野党はどこまで真相に迫れるか。

12

出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

社会・政治一覧をもっと見る

今、あなたにおすすめの記事

関連キーワードの記事を探す