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新農水相・武部新氏に “偉大なるイエスマン” 父・武部勤元幹事長がエール…「他人の気持ちがわかる、我慢強い性格」育てた「大家族生活」とは

社会・政治 記事投稿日:2026.10.17 06:00 最終更新日:2026.10.17 06:00

新農水相・武部新氏に “偉大なるイエスマン” 父・武部勤元幹事長がエール…「他人の気持ちがわかる、我慢強い性格」育てた「大家族生活」とは

武部新農水相(写真・共同通信)

 

「国会審議、農林水産行政に、これ以上迷惑をかけるわけにはいかないと……」

 

 道路予算カット発言や自身の演説会における無料シャトルバス運行問題で責任を追及されていた簗和生農林水産相が、10月14日、高市早苗首相に辞表を提出、その後、記者団に、消沈した表情でこう語った。

 

 翌15日、後任に起用されたのは、当選6回の武部新衆院議員だった。

 

「現在は自民党の政務調査会副会長に就いていますが、オホーツク海に面した『日本一広い選挙区』と言われる北海道12区を地盤にしていることもあり、長らく農林水産行政に携わってきました。

 

 農水副大臣を務めた経験もある農水行政のスペシャリストで、9月の内閣改造でも、永田町には『農水大臣は武部さんだろう』という見る人が多かったんです。ちなみに、簗さんとは同期当選です」(政治部記者)

 

 高市首相も「農林水産行政には精通している。即戦力として、国会対応も含め、活躍をしていただける」と期待している。実は、武部新氏の父は、小泉純一郎政権で「私は小泉総理の偉大なるイエスマン」と胸をはった、武部勤元自民党幹事長だ。当選8回、国会議員勤続26年という党の重鎮である。2012年に政界引退を表明している。

 

 そんな勤氏は「新大臣・武部新」をどのように見ているのか、本人に話を聞いた。奇しくも、勤氏の初入閣も農水相だった。

 

「本人は、『大臣になるときは農林水産大臣』と心に秘めていたようです。(農水相就任には)私も運命を感じましたね。

 

 私が農水相になったときは、BSE問題(牛海綿状脳症による大量死)で大変なときでした。しかも発生源が私の選挙区内の畜産農家。『食の安心安全』を最優先にするため、生産者履歴を徹底するなど奮闘しました。

 

 今もコメ、馬鈴薯(ばれいしょ)輸入、水産資源の減少、農業の後継者不足など農水行政には難問が山積しています。私は彼(新氏)に『大変なときにこそ、しっかり頑張ってほしい』と言いました。

 

 私は『偉大なる指導者は、嵐の中で育つ』という言葉を大切にしています。彼も、その言葉を胸に刻んでいるはずです」

 

 政治家の先輩として、勤氏は新氏をどのように評しているのか。

 

「彼は故郷(斜里町)の自然のなかで子供時代を過ごしました。また、自宅(勤氏の実家)が中華料理店を営んでいたということもあり、祖父母、両親、私の弟夫婦とその子供たち、従業員の方々が一つ屋根の下で暮らすという大家族での生活を経験しています。そうしたこともあって、他人の気持ちがわかる、我慢強い性格だと思います。そして芯が強く、ぶれない。

 

 武部家に共通しているのですが、困難に直面するほど力が湧き出るんですね。

 

 ただ、私は猪突猛進、突破力が強みですが、彼は他人の話をよく聞きます。みんなの意見が出たら総意をまとめ、それを実現するために協力を取りつけるという能力があります。猪突猛進の私は失敗も多くしたので、彼にとって私は格好の反面教師です。『おやじのマネだけは絶対にしない』と学んだと思っています(笑)」

 

 今後、政治家として飛躍するには何が必要か。勤氏は重要点を指摘した。

 

「『誰の影響を受けたのかな』と考えてしまうほど、野心的なものを表に出さない、裏方に徹する辛抱強い性格です。(2024・2025年の)自民党総裁選では、同期の小林鷹之さんの推薦人になり、しっかり支えました。

 

 人を支えることは大切なことですが、これから先、自分が思い描く政治を前に進めるためには、仲間づくりやチーム作りが大切になります。政治は1人ではできませんから。そして発信力、突破力、指導力を磨いていってほしいですね」

 

 父として、議員として、農水相としての、先輩からの力強いエールだ。「予算カット発言」に端を発する問題で注目を浴びてしまったポストで、武部新氏はどのような手腕を発揮するだろうか。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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