月に1~2回、サウナでリフレッシュする萩生田光一氏
自民党の萩生田光一幹事長代行が、2027年秋に予定されている自民党総裁選で、高市早苗総裁(首相)の再選支持を早くも表明し、永田町をザワつかせている。
「萩生田氏は10月20日の記者会見で『(高市首相が)次の総裁選に引き続き挑戦したいとの意向があれば、支えたい。基本的に、一国の首相が頻繁に代わることは、国際社会との関係を考えても望ましい姿ではない』と語りました。
会見に先立ち、18日に出演したBS11の番組でも『(高市総裁と私は)政治信条や政策は近い。首相以上に近い人が出るなら状況は変わるかもしれないが、そうでなければ行動をともにできるのではないか』と語っていました。萩生田氏は、2025年10月の総裁選でも、高市氏を支持しています」(政治担当記者)
こういった経緯があるにせよ、萩生田氏はなぜ、総裁選のおよそ1年も前に「高市支持」を宣言したのだろうか。ジャーナリストの鈴木哲夫氏が「理由は3つ、考えられます」と解説する。
「1つは、高市総理総裁が『選挙を2回経て、禊は済んだ』として、旧安倍派の裏金不記載議員を要職に起用し、活路を見出してくれたことへの恩義です。萩生田氏も党役職停止1年の処分を受け、政策秘書は政治資金規正法違反で罰金の略式命令を受けていますが、幹事長代行になりました。松野博一氏も組織運動本部長、西村康稔氏も選挙対策委員長に就いています。
2つめは、2027年の総裁選までおよそ1年になり、議員定数削減法案審議や4月の統一地方選など、政治日程が窮屈になっています。そのため『高市総裁再選の流れの先鞭をつけなければならない』ということだと思います。
そして3つめは、9月の組閣で閣外に出た、林芳正氏の存在です。林氏は2027年の総裁選立候補に向け、反高市勢力の結集に動いています。その動きに対する牽制の意味合いもあるでしょう」
しかし鈴木氏は「かつての派閥のような影響力はない。再選支持の効果が、どれほどあるかわからない」とも指摘する。
「安倍晋三元首相が亡くなってから、安倍派は結束できず『集団指導体制』をとりました。これに嫌気がさして離れていった議員も多く、実際のところ、内部はバラバラになっていたんです。
また、永田町的には裏金不記載議員の禊は済んでいることになっていますが、世論調査などでは、6割がそうした議員の入閣に反対しています。国民の声を受けた議員が、萩生田氏と距離を置くことも考えられ、旧安倍派の“数と力”がどれほど残っているのかわかりませんから、萩生田氏の再選支持表明が、どれほど高市首相へのバックアップになるのかは未知数です」
「勝ち馬に乗ろう」という心理が働く政界で、高市再選の流れができるのだろうか。
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