
福岡県・北九州市議会の中村義雄議長(写真・本人のInstagram《@yoshio_kokurakita》より)
福岡県・北九州市議会の中村義雄議長(自民党・無所属の会)が、自身が所属するアマチュア劇団のチケットを職員に売りつけた問題が波紋を広げている。
10月21日、北九州市は、市議会議員による市職員への不当な要求の実態を把握するためにおこなったアンケート結果を公表した。議会対応に携わる課長級以上の職員等468人を対象としたものだ。
「議会及び職員との健全な関係づくりに向けたアンケート調査結果について」と題した調査結果内容の“金銭的負担を伴う要求に関する申告”の回答例には、次のような記述がある。
《劇団の公演チケットは、特定の議員が定期的に職場まで来られ、購入を依頼された。部課長会で購入し、局内の希望者に配布していた。文化行政とは関連のない部署ではあったが、議員との関係を考慮して対応した》
《議員が在籍する劇団の公演チケットを買わされた。議員は当たり前のように複数持ってきていた。局内幹部会の会費で買ったが、誰も行かないので、当時は総務担当課長として仕方なく鑑賞し、議員にも挨拶した》
地元メディアの報道などによると、職員から指摘された議員とは中村議長のことで、自身が所属する劇団の公演チケット1枚3000円を10年ほど前から、年2回の公演のたびに60枚から70枚ほどを市職員に販売していたという。
政治担当記者が言う。
「中村議長は22日、取材に対し『私はてっきり喜んで来てくださっていると思っていたので、そんな声があるなら私が思ってたのと違うんだということは今回、初めてわかったので、それならこれはやめるべきなと』などと釈明しました。ただ、この言い訳が勘違いも甚だしいというか、潔くないこともあって、SNS上では中村議長にツッコミが続出しているようです」
X上では
《「てっきり喜んで来てくれてると思っていた」 そんなわけないやろ! 言い訳にもなっとらんわ》
《喜んでるならチケットは一般販売で爆売れだろうが!何言ってんだ?》
《悪質なパワハラ押し売りやん》
中村氏をめぐっては、10月6日の議長定例会見においても、その発言内容にSNS上でツッコミが入っていたことが記憶に新しい。
その日は北九州市議会で「議長就任パーティの廃止を宣言する」決議案が自民会派や公明会派などの反対で否決された。2026年7月に議長就任パーティを開催した中村氏は、6日の定例会見でパーティについて触れ、「『お金を集めよう』ということではない」と説明したのだが、その後その発言と矛盾する説明をしたのだった。
「中村氏は、お金を集めることが目的ではないと説明したのですが、公費で賄えない部分は自分が出すこともあるとも話しました。『公費で賄えないけど、市のために役立って議長としてしならなければならないことがたくさんあります』という説明に対し、記者から『そういうお金を賄うためにも、一定、そういったパーティを開催してお金を集める必要があるという考え方に、議長も同意される?』と聞かれた中村氏は『そうですね』と答え、『お金を気にせんで、そういうことができる環境ちゅうのはですね、大事かな』と付け加えていました」(前出の記者)
この発言にはX上で《金集めのパーティーじゃないと!否定しておきながら、市の税金(つまり公費)だけじゃ足りないって、一体何なんだ?もう、コントかよ!》などとツッコミが入れられている。
再びSNS上で話題にのぼることとなった北九州市議会議長。パーティーでも劇団の公演でも、公人としてカネには気をつけるべきだろう。
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