中道改革連合の代表を務める渡辺創衆院議員(写真・長谷川 新)
10月20日、2026年の政党交付金の第3回分が、交付申請をしていない共産党を除く各政党に支給された。9月に事実上の解党状態となり、残務整理や清算手続き、落選議員の活動支援などを担うため、衆院議員が1人だけ残った中道改革連合(渡辺創代表)にも、5億8000万円という巨額の交付金が支給され、国民から疑問と批判の声があがった。
本誌「Smart FLASH」も10月22日配信の記事で、所属議員が1人だけの同党に多額の交付金が支給された異例の事態を報じている。政治担当記者が、今後の支給額について解説する。
「同党は12月にも4回分として、同額の支給を受けます。政党交付金は『議員数割』と『得票数割』の合算で構成されていますが、2027年に衆院選挙がなければ、中道から離れた民主改革の会と公明党の各議員の移動先に2027年の『議員数割』は支払われます。しかし『得票数割』については、年額約17億円のすべてが中道に入ります」
こうした経緯から、SNSでは中道に残った渡辺衆院議員を「受け子」と揶揄する書き込みも見受けられた。
その渡辺氏が10月25日、同党の支持団体である連合宮崎の定期大会(宮崎市)に出席した。各労働組合幹部ら約160人を前にしたあいさつでは、神妙にお詫びを述べたという。
「渡辺さんは宮崎市出身で、宮崎県議も務めました。衆院の選挙区は宮崎1区なので、言ってみれば地元です。ホームでの会合ですから、本来なら気楽な気分で臨めたはずです」(永田町関係者)
しかし、10月26日に配信された「読売新聞オンライン」によると、渡辺氏はあいさつで次のように語ったという。
「党務に責任を持ってきた立場として、役割を果たすことが全体の貢献につながるという思いで取り組んでいる」
そして、支持者に心配をかけていることを詫びたというのだ。前出の永田町関係者が続ける。
「恐縮しきった表情だったという声も聞こえてきますから、気分的には“針のむしろ”だったのではないでしょうか」
正式に中道の解体が発表された9月ごろから、XなどSNSの更新をしていない渡辺氏だが、政治ジャーナリストの宮崎信行氏は、近況についてこう語る。
「10月22日には、武部新農水相へ、生鮮ジャガイモの輸入に関する申し入れをおこなうなどしています。その日は、民主改革の会の野間健衆院議員らと、武部農水相を大臣室に訪ね、米国産の生鮮ジャガイモの輸入解禁に関して、植物防疫などで科学的根拠に基づいた厳格な対応を求める申し入れ書を手渡しました。中道改革連合という政党としての活動は目立ちませんが、渡辺議員個人としての活動は、以前と変わらないようです」
マスコミの全国世論調査で、政党支持率が限りなく「0%」に近い民主改革の会。合流を見すえ、渡辺氏の活動にも注目が集まる。
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