
グレーのブランケットを脇においた高市早苗首相
高市早苗首相の過去の動画がSNS上にアップされ、唖然とする声が相次いでいる。
問題の動画は、自民党のネット生放送番組『CafeSta(カフェスタ)』で配信されている『突撃!隣の議員会館』というシリーズで、2018年11月29日にYouTubeにアップされたもの。
司会進行役を小野田紀美経済安全保障担当相(当時は党ネットメディア局次長)が務め、自民党の国会議員たちの議員会館の部屋に突撃訪問し、部屋の様子やプライベートな一面を紹介するものだ。
この日、ゲストとして登場した高市氏(当時は衆議院議院運営委員長)は小野田氏を議員会館の部屋に招き入れ、部屋の様子が映し出されるのだが、問題となっているシーンはこう続く。
高市氏は部屋に置いてあるケースに入ったトランプ大統領のトランプを手に取り、カメラに向けてこう話した。
「まあ、最低レベルはトランプ大統領のトランプ」
そう語る高市氏は嫌そうな表情を浮かべているようにも見える。小野田氏が「これはどこで売ってるんですか? 先生」と聞くと、高市氏は「いや、世耕(弘成)経済産業大臣が出張行った時に、なんか私が代理をしてあげたのね。ほんならお土産がこれだった」とため息交じりに明かす。
小野田氏がすかさず「開いた形跡が若干見受けられない」と話を振ると「開くわけないじゃないですか」と話す高市氏。これに小野田氏が「大事に(しているから)」と話したのだが、高市氏は「捨てるのも」と返答し、トランプ氏からのお土産をこき下ろした。すかさず小野田氏が「ちょっと待ってください。いやいやいや」とツッコミを入れたが、高市氏は続けて「アメリカ合衆国大統領ですんで。世耕経済産業大臣のお土産ということで」と話した。
政治担当記者が言う。
「高市氏はトランプ氏に対する態度が、首相になってから180度変わったようですね。動画を見る限りでは、当時はトランプ氏のことを快く思っていなかったのかもしれません。ただ、首相に就任して1週間後の2025年10月28日の日米首脳会談で高市氏は終始ご機嫌でしたし、その後、大統領専用ヘリ『マリーン・ワン』に同乗して向かった米海軍横須賀基地の原子力空母ジョージ・ワシントンの艦上では、トランプ氏から『親しい友人になった』と言われ、トランプ氏と米兵を前にぴょんぴょん飛び跳ねていました。
2026年3月、日米首脳会談で訪米した際は、トランプ氏と握手した瞬間、まるで恋人かの如く飛び込むようにハグし、イラン攻撃を始めたトランプ氏に向かって『世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ』とファーストネーム呼びで、おべんちゃらを披露していましたからね。その変わり身の早さには驚くばかりです」
X上にはトランプ氏に対する当時の高市氏の態度と現在の態度とのギャップに、呆れる声が相次いでいる。
《あんなにドナルドって呼んで親しげにしてたのに》
《これ、トランプさんに見られたらどうすんの?》
また、小沢一郎前衆院議員も2日、自身のXに《本当に呆れるが、いかにもこの人物らしい。トランプ大統領が見たら、さぞかし不快に思うことだろう。その場しのぎで、自分に都合のよい嘘ばかり並べておけばよい、そういう人物と見なされても仕方がない。肝心なときに、最も信用されない。これは外交のみならず、政治的にも致命的なことである》とこの動画についてポストしている。
トランプ氏がこの動画を観ないことを祈るばかりだ。
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