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女子アナが泥から出られない「北海道大地震」液状化の恐怖社会・政治 2018.09.15

女子アナが泥から出られない「北海道大地震」液状化の恐怖

 

 9月10日、北海道テレビ放送は公式サイトで、こんな「お詫び」文を掲載した。

 

《このたびの地震の報道活動の中で、9月6日(木)当社のスタッフ2名が札幌市清田区での取材中、誤って液状化した泥に足を取られ、身動きが取れなくなり、消防に救助される事態となりました。

 

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 救助にご協力いただいた住民の皆様と消防をはじめ関係機関に心からお礼申し上げます。本来の活動に支障を生じさせてしまいましたことについて深く反省いたしますとともに、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます》

 

 お詫び文にあったスタッフ2名とは、同社所属の土屋まりアナ(25)と報道部員だった。現場でいったい何があったのか。その一部始終を見ていた地元在住のフリーライターが証言する。

 

「地震のあった当日、被害が大きかった清田区で取材をしていたところ、この現場に遭遇したんです。私が見たときには、女性が一人腰の部分まで埋まっていた。液状化現象が出ている住宅街で、噴き出した泥が道路を覆っていた場所です」

 

 ライターが現場に着いたとき、すでに土屋アナは埋まっている状態だったという。

 

 札幌市清田区の現場付近は、市内で最も被害が大きかった場所。9月6日の未明に地震が起きた後、報道陣は一斉に現場に入り、中継などをしていた。

 

「最初は近所の住民が何人も助けに来ました。手にはスコップやショベルを持って集まった。ところが、あたり一帯が液状化しているので、埋まっている土屋アナの近くに行って、泥をかき出すことができない。

 

 一緒に埋まった男性のスタッフは、自力で抜け出したようで、土屋アナに『頑張れ』と声を掛けていました。住民の一人は消防に救助を求めて連絡をしていました。ところが、実際に消防が駆け付けたのは、電話してから1時間半も経過してからでした。

 

 当日は天気がよかったこともあり、救急が到着する間に液状化した泥がどんどん固まっていったんです。まるで石のように固くなっていた。写真では埋まった土屋アナのすぐ隣に救急隊員が立っていますが、それは泥が乾燥して固くなり、立つことができたからなんです。

 

 救急隊員は梯子を横に寝かせて足場を作り、少しずつ彼女を引き上げようとしていました。でもなかなか引き上げることができない。周りにいる住民たちも、心配そうに救助劇を見つめ『頑張って』と声をかけていました」

 

 付近の住民らが見守るなか、土屋アナらを救い出す作業が続いたが、液状化した泥に埋まると身動きできなくなることがわかる。

 

「ようやく救助できたのは夕方の5時半ごろ。彼女が埋まってからじつに6時間半もかかって救出できたんです。住民らは一斉に拍手を送り、救出できてよかったと口々に言っていました。

 

 現場は安堵した雰囲気に包まれていました。でも、6時間以上も泥に埋まった彼女は、体力を消耗したようで、ぐったりとしていました。救急隊員に背負われて運ばれていきました」

 

 泥に埋もれた女子アナは、現場の様子を伝えようと必死だった。にもかかわらず、ネットでは非難が殺到したという。現場を見たライターはこう思ったという。

 

「北海道テレビ放送は謝罪文を出しましたが、取材中の不慮の出来事です。『マスコミはどうしようもない』、なんて言われるのは、あまりにもかわいそうです」

 

 本誌も北海道入りし、現場となった札幌市清田区も取材した。地震の影響で、道路が大きく陥没し、今にも倒れそうな住宅を何軒も見た。住民たちの不安な日々は、まだ続いている。

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