社会・政治
自民党本部に潜入撮「総裁応接室」には歴代総裁の写真がズラリ
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.10.22 11:00 最終更新日:2018.10.22 11:00
半世紀に渡って永田町にそびえる「権力の館」自民党本部。本誌はこの伏魔殿に潜入撮!
「野党に転落した2009年。経費削減のため、トイレットペーパーが撤去され、自前の紙を持ち込んだことも……。寂しかったですね」(自民党職員)
1966年に完成した自民党本部。正式な名称は「自由民主会館」という。
「設計は、建築士だった石井桂参議院議員によるもの。所属していた鹿島守之助参議院議員が社長を務めていた鹿島建設が施工を担当した」(同前)
党本部には、記者、官僚、地方から訪れる党員や支持者などが常に出入りしている。
建物は約3300平方メートルの土地に立っているが、この土地は財務省が所有する国有地だ。約9000万円の地代を毎年納めているが……。
「駐車場の土地は衆議院の所有だが、2011年に47年ぶんの地代が未納だったことが発覚。また、『警備上の理由』を盾に、自民党関係者しか使えないため、批判を呼んだ」(政治部デスク)
1階には喫茶室、カフェスタがあり、ここでPR動画の撮影なども可能。
自民党総裁室は4階にあり、壁には歴代総裁ゆかりの写真が飾られている。また、役員会で使われる総裁応接室には、歴代総裁の写真が並ぶ。
食堂は9階にあり、メニューには、420円の定食や麺類が。
「権力の館」は、明日も永田町にそびえ続ける。
【自由民主党本部】
・B3階 電気室
・B2階、B1階 駐車場
・1階 会館事務局、受付、サービスセンター(売店)、カフェスタ・喫茶室、東京都連、会議室など
・2階 経理局長室、事務総長室、経理局、広報本部、情報調査
・3階 事務局長室、総務局、選挙対策本部、組織運動本部、政務調査会、憲法改正推進本部など
・4階 総裁室、総裁応接室、副総裁室、幹事長室、幹事長代行室、選挙対策本部長室、平河クラブ(自民党記者クラブ)、記者会見場
・5階 財務委員長室、北朝鮮による拉致問題対策本部長室、中央政治大学院、国際局、写真室など
・6階 総務会長室、政務調査会長室など
・7階 参議院会長・幹事長室、政令指定都市議会議員連盟、会議室
・8階 議員用喫茶室、大ホール、会議室
・9階 食堂、会議室
(週刊FLASH 2018年10月2日号)