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逮捕された「ミスター慶應」放蕩三昧でも親族の会社役員

社会・政治 投稿日:2018.10.23 06:00FLASH編集部

逮捕された「ミスター慶應」放蕩三昧でも親族の会社役員

 

 9月29日、渡邉陽太容疑者(22)は19歳の女子大生に雑居ビルの階段で性的暴行をしたのち、タクシーに乗せた。しかし……

 

「酩酊状態だった被害女性が意識を取り戻して騒ぎ始め、150メートルほど乗ったところで降ろされたようだ。その後、頭や腹を蹴っていたところを、通報で駆けつけた警察官に、暴行容疑で現行犯逮捕された」(県警担当記者)

 

 

 この暴行男性は、慶應義塾大学経済学部2年生。10月16日、防犯カメラの映像などの物証が揃ったため、準強制性交の疑いで神奈川県警に再逮捕された。

 

 渡邉容疑者は、「ミスター慶應コンテスト2016」のファイナリストの一人。ファイナリストを紹介する動画では、応募動機についての殊勝な心持ちを語っている。

 

「おじいちゃん孝行ですね」 

 

「おじいちゃん」をはじめ家族一同は、失意のどん底に落とされたに違いない。祖父が住むという千葉県内にある豪邸を訪ねたが、人の気配はない。

 

 渡邉家は、千葉県で有数の資産家として知られていた。千葉県内の財界関係者が語る。

 

「祖父が企業した土木関連会社は、県内有数の企業グループです。ローカル局の “のど自慢番組” を10年以上も単独提供しています。千葉市内のいたる所に事業所や賃貸ビルがあります。数年前から、祖父は病気で一線から退き、渡邉容疑者の父が経営を取り仕切っていた」

 

 数年前まで、渡邉容疑者は千葉市内で暮らしていた。当時住んでいた家の敷地は660平方メートルを超え、現在も渡邉家の関連会社が所有している。

 

 近隣住民が暮らしぶりを語る。

 

「ガレージには、大型のベンツのセダンが2台あって。いつもお母さんが子供たちを送り迎えしていました。4人のきょうだいはみんな、都内の有名な学校に進学したと聞きました。進学を機に、一家で都内に引っ越していきました。 

 

 みんな、都内の塾に通っていて、帰りが夜11時ごろになることもしばしば。陽太君は、小学校のころは地元の塾に通っていたようですが」

 

 長男の渡邉容疑者は、きょうだいのなかでやや毛色が違っていたようである。友人の一人は、こう明かす。 

 

「陽太はニュージーランドの高校を卒業していますけど、 日本の高校は問題を起こして中退したと聞いています。ふだんは優しくていいヤツなんですけど」(慶應大生・Aさん)

 

 さらに、容疑者の知人の女子大生が語った。

 

「女性のタイプは、童顔で、髪をふわっと巻いているガーリーなコ。コンテストに出てからは、近づいてくる女のコが増えた気がしますね」

 

 フリースタイルバスケットボールのサークルに所属し、充実したキャンパスライフに見えたが、肝心の成績は振るわなかった。

 

「留年を重ねていて、事件がなくても放塾になっていたでしょう。授業に出ている様子はなくて、いつも喫煙所にいました。そもそも陽太は、『就活しないわ』と言っていましたね。

 

 すでに親族の関連会社の役員になっていて、家業を継ぐ気だったみたいです。『正直、高卒でもいいけど、箔づけのために慶應に来た』って吹いてましたね」(前出・Aさん)

 

「ミスター慶應」グランプリを獲れなかった渡邉容疑者。紹介動画では、「グランプリをとることができれば、親孝行ができるんじゃないかな」とも話していた。今となっては、家族一同に虚しく響く言葉である。

 

(週刊FLASH 2018年11月6日号)

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