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舛添要一「小池百合子は豊洲を使って138億をドブに捨てた」社会・政治 投稿日:2018.10.27 06:00

舛添要一「小池百合子は豊洲を使って138億をドブに捨てた」

 

豊洲新市場への移転については、延期といたします」

 

 小池百合子都知事が臨時会見で突然の発表をしたのは、舛添要一氏が都知事時代に決定した移転予定の約2カ月前、2016年8月31日のことだった。この延期がどんな意味を持つか、前都知事の舛添氏は即座に理解したという。

 

「まず思ったのは『これはオリンピックが大変なことになる』ということ。

 

 

 2016年11月7日は、ぎりぎりのタイミングでした。年末で市場が繁忙期に入る前で、これより移転が遅れると、跡地に環状2号線を通して東京五輪の選手移動に大動脈として活用する計画が、工期的に厳しいものになります。関係各所と折衝を重ね、ようやく決まった日程だったのです」  

 

 舛添氏の知事就任時、移転はすでに「決定事項」だった。

 

「その当時で移転への課題は、時期と事業費についてのみでした。世論と小池さんが問題視した豊洲の土壌汚染には、すでに万全の対策がとられており、法的にも解決していました。

 

 さらに市場では使わない地下水も、念のためモニタリングを約束しました。それで2014年12月に安全宣言を出したのです」

 

 しかしその安全宣言を小池都知事は覆し、マスコミも看過した。そこへきて「盛り土問題」「謎の地下空間」などと不安を煽る報道が過熱し、新市場のイメージは一気にダウン。

 

「盛り土がないことも、地下空間も、本来は問題のないものです。小池さんはその後、汚染対策として追加工事をおこないましたが、安全面では意味がなく、『メンツのため』といわれても仕方がないのです」

 

 なお、その追加工事費用は38億円。さらに移転延期による市場事業者への補償費用は2年で100億円を軽く超える。そしていま、なにより大きな問題は東京五輪への影響だ。

「本来の計画なら、選手村から環状2号線を通り、国立競技場まで一直線に車で約10分。しかし、延期により環2の完成は五輪の2年後になってしまいました。

 

 計画の要、BRT(バス高速輸送システム)も間に合いません。選手や関係者の移動は滞り、周辺道路の渋滞は不可避です。残念ながらいま、国の威信を懸けた東京五輪の成功に“黄信号”がともっている状況です」

 

 小池都知事がメディアを利用し「劇場型政治」をおこなったことが現況を招いた、と舛添氏は指摘する。

 

「小池さんはサーカスの興行主。そしてそれを煽るマスコミ。私には小池さんが政治工作のために築地と豊洲を利用したとしか思えません。

 

 市場は誰のものか。紛れもなく都民のものですよ。築地の老朽化と、都民の食の安全と安定を真剣に考えれば、移転延期はありえないことだったはずです」

 

 では、市場移転と五輪の陰に隠れている築地の跡地問題について、前都知事はどのように考えていたのだろうか。

 

「築地跡地が欲しい多くの企業や団体が陳情に来ました。しかし私は『築地は都民の幸福のために使うべきで、一企業の便益のためには動かない』という方針で、一度も首を縦に振りませんでした。

 

 築地は偉大な可能性を秘めた場所です。陸海空の接点となりえ、世界最高のデートスポットにすることもできます。都市のグランドデザイン全体構想を考えることも首長の重要な仕事なのですが……」

 

 空白の2年間により莫大な「ムダ税金」が費やされ、遅滞の影響は今後さらに肥大していく危険性がある。そのツケを払うのは都民なのである。

 

 

ますぞえよういち
1948年福岡生まれ。国際政治学者。参院議員、厚労大臣を経て、2014年2月東京都知事に当選し、2016年6月に辞職。近著は「都知事失格」(小学館)


(週刊FLASH 10月30日号)

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