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その国の問題を解決したい…戦地を取材する女性の秘めた思い

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2018.12.17 16:00 最終更新日:2018.12.17 16:00

その国の問題を解決したい…戦地を取材する女性の秘めた思い

 

「なぜ危険地域に行くんだ」――。シリアでテロ組織に拘束され、3年4カ月ぶりに帰国した安田純平氏には、こんなバッシングが吹き荒れた。そんななか、あえて「危険地域」を取材する女性が増えている。

 

 本誌は女性戦場ジャーナリストの1人、大津恵さん(28)を取材した。

 

「初めて取材した紛争地帯はパキスタンでした。大学時代にインド・ジャイサルメールの砂漠でラクダに乗ったんです。

 

 

 夜、ラクダがパキスタンとの国境に向かって脱走してしまった。そのとき、砂漠の先に広がる大地を見て、『そういえば私はパキスタンのことを何も知らないんじゃないか』と思ったんです。

 

 2018年6月に帰国する前は、アフガニスタンの政府機関で働いていました。しかし、国交関係などの理由で、1カ月で解雇となってしまった。できればもう一度働きたいです。

 

写真・大津恵

 

 この写真は2017年末、トランプに抗議するアンマンでのデモを撮ったものです。

 

 ただ、私は写真を発表したり、困っている人を助けたいというよりは、その国の問題を根本的な部分から改革していきたい。今はそう思っているんです」

 


おおつめぐみ
大学卒業後、パキスタンの紛争地を取材。ヨルダンのNGOに勤務後、アフガン政府に現地採用。現在は国際教育関連機関に所属

 

(週刊FLASH 2018年12月18日号)

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