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百田尚樹「2019年からの天皇と日本を語ろう」社会・政治 2018.12.29

 

 2019年、我々は「平成」という時代の終わりと、新たな元号の時代の始まりに立ち会うことになる。

 

 そんな時代の節目に、1冊の歴史書が50万部の大ヒットとなっている。『日本国紀』(幻冬舎)。著者は『永遠の0』で特攻隊を、『海賊とよばれた男』で戦後の復興と高度経済成長を描いた、ベストセラー作家の百田尚樹氏(62)だ。

 

 

 古代から平成までの通史を、500ページを超える大著にものした百田氏は、時代の変わり目をどう見ているのか。

 

■元号を消そうとする声

 

「まず、今上陛下には、これまで日本の平和と安全をお祈りくださって、本当にお疲れさまでしたと申し上げます。

 

 今上陛下は年間ほとんど休みなく、全国を行幸・行幸啓なさり、それに加えて、宮中祭祀をなさっています。祭祀は、壮健な成年男子でも肉体的に大変です。

 

 たとえば新嘗祭は明け方から始まって、暖房がないところで、陛下は正座のまま、何時間もかけてなさる。こうした祭祀が、年間にわたってあるのです。

 

 譲位にはさまざまな意見がありますが、現在までの125代の天皇の歴史のなかで、珍しいことではありません。いち国民としては、陛下はゆっくりお休みなさればいいと思います。

 

 私が『日本国紀』で伝えたかったことのひとつは、日本の皇室の不思議な力です。日本は万世一系の皇室のもとで国体がある、これは世界的に見て奇跡です。8世紀の『日本書紀』編纂時にはすでに、日本には『万世一系は崩してはならない伝統である』という不文律がありました。

 

 平安時代までは、皇室が日本を治めていました。その後、武家の時代に移り、700年近くにわたって皇室は政治的な実権を持っていませんでした。

 

 世界の他の国では、権力を失った政権は必ず滅ぼされてしまいます。中国は王朝が滅びると、1族郎党皆殺しにされてしまいますよね。ところが天皇家はずっと続きました。

 

 江戸末期、黒船がやってきてからの日本はぶざまなものでした。ペリーが江戸湾の水深を測量していても、徳川幕府は見て見ぬふりをします。これは尖閣諸島沖で中国海警局の船の跋扈を許している現状と似ていますね。

 

 開国するか否か決断を迫られ、幕府は時の孝明天皇にお伺いを立てました。孝明天皇は『開国はならん』と断を下す。

 

 ですが結局、大老の井伊直弼は朝廷の勅許を得ずに、日米修好通商条約を締結します。井伊が桜田門外の変で殺されたのは、孝明天皇の意向に逆らったのが大きな理由でした。

 

 また鳥羽伏見の戦いは当初、旧幕府軍が優勢でした。ですが戦いの2日めに新政府軍が錦の御旗を掲げると、形勢は一気に逆転します。

 

 ずっと皇室は実権から離れていたのに、不思議なことです。万世一系の天皇とは、理屈を超えたものなのです。

 

 なのに情けないのは今、改元に乗じて、元号をなくしてしまおうという声がある。私は『日本国紀』を書くにあたって、今出ている歴史教科書の多くに目を通しました。

 

 一部の歴史教科書には、いっさい元号が出てこない。日露戦争って明治何年だったのかと思って見ても(※37年)書いてない。

 

 秀吉が朝鮮出兵をしますよね。これを『慶長の役』と書いてないんですよ。元号が慶長だからですね。日本の昔からの伝統、皇室の影響力をできるだけ削ごうという意図を感じます」

 

■自分の祖国に誇りを持てる歴史書

 

 百田氏が『日本国紀』を書こうと思い立ったきっかけは、1年ほど前、ケント・ギルバートさんとの対談だった。

 

「対談で『アメリカの歴史教科書はどうなっているんですか?』と尋ねたんです。ケントさんは『アメリカの歴史教科書は、学べば子供たち全員がアメリカを好きになる、アメリカ人であることに誇りを持つ、そういう教科書です』と言われました。

 

 それを聞いたとき『素晴らしい。これこそ、歴史教育やないか』と感じた。で、『どうして日本にそんな本がないんだろう、残念だなあ。そうか、なければ僕が書いたらいいんだ』と。

 

 10月15日に初めてAmazonに告知が載って、18日間総合1位をキープしました。みんな、こういう本を待っていたのかと思いました。

 

 もちろん、どの国にも負の歴史はある。でもそれは、何も知らない無垢な子供たちに、最初に教えることではないんです。日本人が自分の国や祖先に誇りを持てる歴史書を、みんな読みたいと思っていたのでしょう。

 

 Amazonのレビュー(読者が書く感想)のなかには星1つの最低評価も少なくありません。でも、星1つのレビューをよく見ると、Amazonで買った履歴がないんですよ。

 

 その人たちは『日本国紀』を読まずに悪口を書いているんです。この本の12章以降には、左翼陣営が触れられたくない、歴史の真実が書かれているからでしょう」

 

 百田氏だから書けた「歴史の真実」とは何か。それは今の日本を取り巻く国際情勢を考えたとき、浮き彫りになる。

 

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