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指定暴力団「稲川会」トップ交代の「親子縁組盃」撮った
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.04.10 11:00 最終更新日:2019.04.19 16:40
指定暴力団稲川会のトップが交代、4月7日に横浜市内の稲川会館で「稲川会六代目継承式」が執りおこなわれた。
稲川会といえば、現勢力は3700人(2019年3月警察庁発表)で、六代目山口組、住吉会に次ぎ全国で3番目の勢力を持つ。1道1都16県に傘下組織を擁している。
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新たにトップに就任したのは内堀和也六代目会長(66)。清田次郎五代目会長は総裁になり、この日をもって新たな六代目体制が正式に発足することになった。
継承式には、全国の傘下組織から直参らが集結。総勢150人を超える列席者が見守るなか、「継承式」とその後の「親子縁組盃」が執り行われた。新たに会長に就任した内堀六代目会長は「これは日本文化の継承だから」と語り、決意を新たにした様子だった。
式には北海道警や警視庁など、全国10都道県警から約50人の捜査員が訪れ、式の進行を注意深く監視していた。
ヤクザ事情に詳しいジャーナリストは今回の継承式についてこう述べる。
「内堀前理事長が六代目会長に就任することは、ここ数年噂されていたことでした。清田五代目会長は、自身が元気なうちに代替わりをしたいという意向を持っていたと言われています。内堀六代目会長はとても気さくな人で、オープンで明るい人柄だといわれます。組織も若返りを図るようで、こうした動きは他団体に影響を及ぼすかもしれません」
上の写真は、継承式を終えた内堀六代目会長。会館敷地内にある稲川聖城初代会長の碑の前で記念撮影に応じた。六代目会長を襲名したことで、記章には「親」と記されてある。
下の写真は、継承式後に行われた親子縁組盃。紋付き袴姿の直参は、新たに内堀六代目会長と盃を交わすことで「子」になり、新たな親子関係を結ぶことになる。