社会・政治
橋下徹、大阪城たこ焼き店の脱税事件は「僕の政策が原因の一端」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.04.27 22:13 最終更新日:2019.04.27 23:34
元大阪市長の橋下徹が、自身の冠番組である『NewsBAR橋下』(AbemaTV)4月25日放送回で、大阪の巨額脱税事件について語った。
ゲストのひろゆき氏が、大阪の外国人観光客の多さに驚いたことを話すと、橋下はかつての大阪をこう振り返った。
「僕が2011年、大阪市長選に出たときに、黒門市場なんか本当にガラガラだった。それがいまは満員電車状態だし。大阪城公園だっていまはすごい」
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大阪府が公表しているデータによると、2011年には158万人だった外国人観光客は、2018年に1142万人を突破している。
橋下は大阪市長時代に、松井一郎府知事(当時)と連携して観光客誘致に力を入れ、府市一体の観光局を作った。また、いち早く「フリーWi-Fi」を普及させ、大阪城をバックにしたモトクロス大会を実施するなど、世界の人々に向けて大阪を積極的にプロモーションしてきた。
さらにひろゆき氏が、たこ焼きが外国人観光客に大人気だと話すと、橋下は2018年に起こった「大阪城のたこ焼き店の巨額脱税事件」について語り始めた。
「3年間で1億3000万円も脱税だって! どれだけ売ったんだ」
なぜそんなに、たこ焼きで儲かったのか。橋下はその原因の一端が、自分の政策にあったと明かす。
「大阪城でたこ焼き屋をやっていた『天下り団体』を全部潰していったら、脱税したたこ焼き屋だけが残って。競争がなくなっちゃったわけよ。なぜかと言えば、大阪城の中にあるそのお店の場所だけが私有地だったから、僕の権限が及ばなかった」
事件時の報道によれば、このたこ焼き店は、焼きそばにおでん、ソフトクリームなどのサイドメニューも充実しており、2014年から2016年までの間に約3億3000万円を売り上げていたという。
番組では、「僕も市長のときに(大阪城の)2坪くらいなんとかしておけばよかった」と冗談を飛ばしていた橋下。事件の裏側もふくめて、政治を離れたからこそ語れた楽屋話だろう。