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トランプ大統領の後ろで相撲観戦「しみけん」国技館に怒号が…
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.05.26 23:18 最終更新日:2019.05.26 23:18
5月26日、トランプ大統領が来日して2日目。この日は午前中から千葉でゴルフを楽しみ、17時ごろから両国国技館で大相撲夏場所千秋楽を観戦した。国技館では、床に座りなれていない大統領夫妻のため、マス席に椅子を設置するという異例の措置が取られていた。
国賓だけあって、会場は超がつくほどの厳戒態勢。入場口では「ペットボトル、ビン、缶の持ち込みは禁止です!」とスタッフが呼びかけ、手荷物検査にボディーチェックと、フルコースの確認が行われた。そのためか、国技館周辺は入場客で長蛇の列ができていた。
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館内でも混乱が起きていたようで、観戦帰りのお客さんに話を聞くと、「ビールを頼んだら、普段は缶で出てくるんだけど、今日は紙コップで出てきた。しかも夕方早々に売り切れてたし、スタッフさんが大変そうだった」とのことだった。
実は、AV男優・しみけんは、この日、トランプ大統領が陣取った正面マス席に座っていた。
「僕は昨日も国技館で取組を見ていたんですが、今日はやっぱりものものしい雰囲気でした。でも、明らかに力士の方々が気合入っていて、おもしろい取組が多かった。緊張感と興奮が渦巻いていましたね。
トランプさんは午後5時ぐらいに会場に入ってきて、笑顔で手を振っていました。僕とトランプさんの席の距離は直線で15mぐらいだったんですが、観客が多すぎて、全然姿が見えなかったです。皆さんトランプさんを一目見ようとしょっちゅう立ち上がっちゃって、あちこちで『見えないよ!』と怒号が飛び交っていました」
事前の報道では「正面マス席占拠」と打たれていたが、実際にはかなりのスペースに一般客も座っていた。
「トランプさんたちが座っていたスペースは意外と小さめでした。SPの人たちも、取組中は座ってくださっていたので、見づらいということはなかったですよ」
今回は、大相撲でしばしば見られる「座布団投げ」は絶対厳禁だった。
「場内で座布団等の物を投げるなどの行為を行った場合は退場の上、処罰されることがありますので、絶対にしないでください」と書かれたビラが配布され、そのかいあってか、座布団を投げた人は1人もいなかったという。しみけんは「いやホントよかったよ。1人ぐらい座布団飛ばすバカがいるかと思いましたが、いなかったですね」と安堵していた。
取組が終了すると、トランプ大統領は優勝した朝乃山に「トランプ杯」を授与するため、黒いスリッパをはき、特注品の階段をのぼって土俵に上がった。表彰状を読むトランプ大統領の口から出る「アサ〜ノヤ〜マ〜」「スモー・グレートチャンピオン」といったフレーズに観客は大興奮。最後は「トランプ杯」を2人がかりで朝乃山に渡し、観客たちによる無数のシャッター音の中、退場していった。
大統領夫妻が国技館から移動すると、18時半過ぎには、周辺を固めていた警官たちも「いや〜大仕事だ」と話しながら引き上げていった。大統領の頭に座布団が当たることもなく、無事に役目を終えた相撲協会は、さぞやほっとしたことだろう。