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5月妥結は困る…安倍×トランプ「日米貿易協定」延期の密約社会・政治 2019.05.29

 

「安倍首相とトランプ大統領の間で、ある『密約』が交わされていたんです」と、政治部記者は明かす。

 

 ドナルド・トランプ米国大統領(72)は、5月25日から3泊4日の来日で、令和初の国賓となった。安倍晋三首相(64)がつきっきりで、ゴルフに相撲観戦、炉端焼き店での夕食会と、日米首脳が楽しげに過ごす、友達と観光にでも行くような光景が繰り広げられた。

 

 

「たんなる観光旅行で日本に来るのか。首相はツアーガイドなのか」と、立憲民主党の辻元清美国対委員長が皮肉を言ったが、そう思う国民がいても、無理はないのかもしれない。

 

 5月27日の日米首脳会談では、共同声明などの発表はないと、来日前から報じられていた。そして、現在日米間の最大の懸案である、貿易協定締結に向けた交渉の結論も、先送りされたのである。

 

「4月末のワシントンでおこなわれた日米首脳会談後の会見で、トランプ氏が、『(貿易交渉は)5月末の訪日時に妥結できる。我々はそこで署名するかもしれない』と発言。

 

 慌てた安倍首相は会見後、『5月の妥結は困る。日本では夏に参院選がある』と、しぶとく説得したというのです」(前出・政治部記者)

 

 参院選の前に、米国産農産品の輸入拡大や、対米自動車輸出の数量規制で譲歩すれば、自民党支持層である農業団体や経団連からの猛反発は必至。

 

「野党の政党支持率は伸び悩んでおり、参院選までこの状況が続いてほしい」(自民党関係者)

 

「首相にとっての最悪の事態は、2007年の『亥年の悪夢』の再現。首相は選挙のために、貿易交渉の延期を『懇願』したわけだ。トランプ氏は『シンゾーの話はわかった』と応じたそうだ」(政治部デスク)

 

 かくしてシンゾーとドナルドの間で、「延期の密約」が結ばれたわけだが、火種は燻る。『インサイドライン』編集長の歳川隆雄氏は、こう話す。

 

「今回も、茂木敏充・経財相とライトハイザー・米通商代表部代表が協議をおこなったが、日米の主張は平行線。結論を先送りすることで、衝突や決裂を回避しているにすぎません。

 

 ただ、9月の第1月曜日、米国では『レイバーデイ』(労働者の日)とされる時期には、結論が出る。そのころには、民主党の大統領候補が誰になるのか見えてくるため、トランプ氏も必ず選挙対策をとってくるわけです」

 

「密約」で演出した日米の友好ムード。だが、いずれトランプ氏は牙を剝きかねない。

 

「国賓として『令和初』などと言われても、米国の世論には、ほとんど影響がありません。貿易協定を、米国に有利な形で妥結することのほうが、トランプ氏の再選には重要なんです。記者会見以上に、日本側に水面下で圧力をかけているはずです」(国際部記者)

 

 実際、トランプ氏は5月26日のツイッターで、「参院選が終われば、農業と牛肉で大きな数字が出る」と書いてしまった。

 

 日米の蜜月をあらためてアピールした、今回のトランプ来日。シンゾーが怖いのは、「友」の裏切りだ。

 

(週刊FLASH 2019年6月11日号)

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