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夏の参院選女性候補に蓮舫と辻元清美がマウンティング合戦

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.06.14 06:00 最終更新日:2019.06.14 09:29

夏の参院選女性候補に蓮舫と辻元清美がマウンティング合戦

『4月末、都内のイベントに参加した塩村氏(写真・Rodrigo Reyes Marin/アフロ)』

 

「誰がこんな『プラチナチケット』をあげたのよ。当選確実な東京選挙区から出られる塩村さんは、ラッキーね」

 

 2019年1月末、立憲民主党の蓮舫副代表(51)は、周囲に皮肉まじりにこうぶちまけた。夏の参院選を前に、野党第一党である立憲民主党内で、いま「女のマウンティング合戦」が繰り広げられている。

 

「とはいえ、1月25日の塩村氏の擁立会見に、蓮舫氏は同席している。『塩村氏を子飼いの議員にできる』と踏んだからだろう」(立憲所属国会議員)

 

 

 塩村文夏・元東京都議(40)にとって、蓮舫氏の支援は魅力的。当選はさらに確実になったはずだった。しかしその後、立憲の支持率は急落。党執行部が、東京選挙区にもうひとり候補を擁立する強攻策に出たため、蓮舫・塩村両氏の思惑はひっくり返された。

 

「それも、枝野幸男代表が塩村氏の擁立に、もともと反対していたから。塩村氏は苦しい立場に追い込まれた」(前出・立憲議員)

 

 冒頭の写真は4月末、都内でLGBTの交流イベントに参加した塩村氏。東京都議会議員を務め、一時は国民民主党所属だったことも。

 

「元みんなの党の塩村氏に、立憲の支持母体である労働組合が反発している。苦戦必至だ」(政治部記者)

 

 東京とは逆に、枝野氏が直々に口説いたのが、大阪選挙区の亀石倫子氏(44)。刑事事件の弁護で豊富な実績を持つ、美人弁護士だ。昨秋の擁立会見で枝野氏は、「大事な目玉候補。議席を獲得するために、全力を挙げる」と息巻いたが……。

 

「街頭演説に立つと、『きれいすぎてあかんわ。大阪人には受けへん』と言われてまう」

 

 辻元清美国対委員長(59)はこう愚痴っているという。同じ大阪を地盤とする亀石氏を、「全力を挙げ」て支援していたはずの辻元氏。

 

「最近は、『国会が忙しくて参院選どころじゃない』と辻元氏ら国対幹部は嘯いています」(野党担当記者)

 

『チラシを配る亀石氏』

 

 6月5日朝、なかなかチラシを受け取ってもらえていなかった亀石氏を、街頭で見かけた。

 

「大阪選挙区は、自公や維新の候補者に埋もれ、亀石氏は厳しい情勢」(前出・政治部記者)

 

 辻元氏が冷たくなったのは、落選の責任を押しつけられたくないということか。

 

 亀石氏と同学年、同じ法曹出身で、共闘が期待されたのが山尾志桜里衆議院議員(44)だ。しかし、統一地方選真っ最中の4月16日、その山尾氏がフェイスブックに書き込んだ投稿が物議を醸した。

 

《こんな私にも応援依頼あるのですが、おおむね申し訳なくもお断りしております》

 

「立憲は事実上、枝野代表と福山哲郎幹事長の独裁体制になっている。蓮舫氏、辻元氏、山尾氏ら発信力のある女性議員は、ガンガン与党を攻めるのが役目。

 

 でも、枝野・福山両氏は、彼女らが意見するのをおもしろく思っていない。山尾氏は完全にやる気を失っている」(政治ジャーナリスト)

 

『辻立ち中の安田氏』

 

「落下傘候補」として兵庫選挙区から出馬予定なのが、安田真理氏(40)。富山県や石川県でアナウンサーとして活躍していた経歴をもつ。上の写真は6日朝、辻立ち中の安田氏だ。

 

「国民民主党の協力次第で、当選の可能性はある」(前出・政治部記者)

 

『本誌の直撃に答える斉藤氏』

 

 4月、発表直前に本誌が立憲からの参院選出馬を報じた「筆談ホステス」こと斉藤里恵氏(35)。本誌の直撃取材後には、スマホで応対していた。

 

「比例区なので、議席を得る可能性がある」(前出・政治部記者)

 

 女たちの足並みは、まだ揃いそうもない。


(週刊FLASH 2019年6月25日号)

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