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麻生&森元首相…高齢政治家36人に「免許、返した?」総直撃
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.06.30 06:00 最終更新日:2019.06.30 06:00
高齢ドライバーによる、悲惨な事故が相次ぐ昨今。本誌は、対策を講じる立場にある、75歳以上の政治家・元政治家36人に「免許証、返納した?」と直撃を試みた。
まずは、“二大嫌われ政治家” のこの2人。「老後2000万円不足問題」で批判を浴びている(1)麻生太郎副総理兼財務相と、首相在任時は内閣不支持率8割を超えた(2)森喜朗元首相は、2人揃って、「お答えできません」と返答。もしかして、まだ持ってる?
一方で、潔く「返納した」と明かす議員もいる。元沖縄北方相の(3)江崎鐵磨氏は、こう語る。
「若いころから、車は大好き。最初は『コロナ・マーク2』に乗っていたけど、妻と結婚してからの40年は『ボルボ』一筋。ただ、しばらく運転していなかったし、視野が狭くなったと感じて、昨年10月に返納しました」
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同じく、「昨年、返納済み」という(4)水落敏栄参院議員は、「私の友人でいちばん多い対策は、『タクシー会社との定期契約』。多少割高だが、安全のためには仕方ないという認識です」と教えてくれた。
6月18日の関係閣僚会議では、75歳以上の高齢ドライバーに対する、「安全機能付き高齢者限定免許」の新設が決まった。だが、あくまで「取得は義務ではなく選択制」(水落議員)になるという。
警察関係者によれば、「年齢別の免許保有者10万人あたりの事故数では、圧倒的に若者のほうが多い。しかし、死亡事故に限ると、高齢者のほうが若者よりも事故率は高くなっている」という。
今回、返納したかどうか明言を避けたなかに、もしまだ免許を持っているセンセイ方がいれば、ぜひ率先して返納を。政治家として、国民にカッコいいところを見せていただきたい。
次のページでは、高齢政治家36人の直撃結果を公開する。