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11.10祝賀パレードを護る「皇宮警察」学校では短歌も華道も
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2019.11.10 11:00 最終更新日:2019.11.10 11:00
11月10日の「祝賀御列の儀(祝賀パレード)」で、両陛下が乗られる車を護るサイドカーの一団。皇室の護衛、御所や御用邸の警備を任務とする皇宮警察だ。
その任務は幅広い。皇宮警察本部に話を聞いた。
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「被災地をお見舞いされる天皇皇后両陛下や、皇族各殿下のお姿を見て、『護衛にあたりたい』と応募する方が多く見受けられます。採用後は皇宮警察学校に入校します。
そこで、職務に必要な法律などの知識や技能のほか、皇室制度や皇室に関する行事や用語、社会人、そして皇宮護衛官として豊かな人間性を養うための情操教養として、短歌、茶道、華道、書道、詩吟を学びます」
天皇ご一家のご趣味に、スキーがある。
「皇宮護衛官はどのような場面でも護衛にあたることができるよう、スキーなどの訓練もおこないます」(同前)
皇室担当記者が解説する。
「平成30年度の採用試験の倍率は12倍と、狭き門です。都道府県の警察と違い、犯罪捜査などを任務としておらず、温厚な方が多い印象です」
皇宮警察本部の定員は、わずか962人。祝賀御列の儀では、両陛下の護衛にあたる彼らにも注目だ。
【皇宮警察のお仕事】
《騎馬隊》
外国の大使が日本に着任後、元首の信任状を天皇陛下に捧呈する儀式がある。その際、馬車の周囲を皇宮護衛官が騎馬で護衛にあたる
《音楽隊》
20数名で構成される音楽隊。ふだんは別の任務を持つ護衛官だ。春秋の園遊会、国賓を迎えるときなどに
《警防訓練》
皇居など、重要な建物の警備のため、火災に備え訓練を怠らない
写真提供・皇宮警察本部
(週刊FLASH 2019年11月5日号)