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自称資産50億円…逮捕されたKAZMAXは家賃も滞納してた

社会・政治 投稿日:2019.11.20 06:00FLASH編集部

自称資産50億円…逮捕されたKAZMAXは家賃も滞納してた

11月10日、捜査員に囲まれた吉澤容疑者

 

「11月10日の朝5時過ぎ、女2人と渋谷のクラブから出てきたところで、警官が彼に声をかけた。一緒にいた女は隙を見て逃げちゃったので、女を呼び戻すよう、彼は警官に、電話をかけさせられてましたね。所持品の検査で、Tシャツ姿にさせられたりした後、ほぼ10分後には、警察署に連行されていきました」

 

 男の逮捕時の様子を語るのは、「彼がクスリを所持しているのを見て、警察に通報したんです」と話すA氏。合成麻薬「MDMA」を使用したとして、警視庁に麻薬取締法違反容疑で逮捕されたのは、有名金融トレーダーの「KAZMAX」こと吉澤和真容疑者(30)だ。

 

 

 資産50億円を自称し、ツイッターで約12万人のフォロワー数を誇る吉澤容疑者を、以前からA氏は“監視”していたという。

 

「クスリの噂が絶えず、いつもVIPルームで酒と一緒にキメている、と聞いていたんです。彼は警察の調べに、『乾杯した男性客から飲み物に薬物を混入された』と否認してるようですけど、この日、男と乾杯なんて一度もしてません。私はずっと見ていたので。

 

 警察に声をかけられたときの淡々とした受け答えや、否認の言い訳に、クスリが見つかったときの対応を想定していたような印象を持ちました」

 

 2017年の仮想通貨バブルで大儲けし、“億り人” となった吉澤容疑者。投資初心者に向けた月額3万円のオンラインサロンで荒稼ぎしていたとされる。だが、実際の懐ろ事情は、お寒いものだったという。知人のB氏は、こう明かす。

 

「“億り人”どころか、彼は一文無し。クレジットカードすら持っていなかったはずです。サロンで儲けているといっても、トラブル続きでカネになっていない。吉澤は、住居にも困るようになって、私に泣きついてきた。不憫に思って、部屋を借りる際に、敷金の300万円を貸したんです」

 

 だが吉澤容疑者は、恩を仇で返してきたのだという。

 

「吉澤が連日連夜どんちゃん騒ぎをしたせいで、私のところにマンションの大家さんからクレームがあったんですよ。しかも10月には、1カ月60万円の家賃を3カ月ぶんも滞納していたことがわかったんです。

 

 弁護士を入れて、彼を追い出しましたが、原状回復に使ったお金が100万円。いかに彼が普通じゃないかわかると思います」(B氏)

 

 “億り人” ぶりをSNSで発信していた吉澤容疑者。その虚飾は、どんどん上塗りされていったという。

 

「彼はビットコインを保有していますが、なぜか取引所で現金にできない状況だったそうです。にもかかわらず、それを担保にして方々から借金を繰り返していた。さらには、現役の暴力団関係者とのつき合いをちらつかせて、まわりを威嚇するようになった。私も威嚇されましたよ」(B氏)

 

 化けの皮が剝がれたカリスマトレーダー。“どん底”で何を思うのか。

 

(週刊FLASH 2019年12月3日号)

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