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ヘリの尾行にも注意…神戸山口組の「警察対策マニュアル」社会・政治 投稿日:2019.12.07 06:00

ヘリの尾行にも注意…神戸山口組の「警察対策マニュアル」

11月16日、川崎市で稲川会の会長に挨拶に行く高山若頭

 

「高山清司若頭(高は正式には「はしご高」)は、『どないするつもりや』と、事件に激怒していますよ」

 

 そう語るのは、六代目山口組の内部事情に詳しい、関西の会社社長(65)だ。出所したばかりの六代目山口組ナンバー2、高山清司若頭(72)を激怒させたのは、凄惨な射殺事件。

 

 11月27日、兵庫県尼崎市の路上で、神戸山口組の古川恵一幹部が頭や胸を撃たれ、殺害された。顔の左側は、原形を留めないほど撃ちこまれていたという。

 

 

「居酒屋にいた古川氏は、店外に呼び出され、外に出たところを自動小銃で撃たれた。30発ほどを連射され、ほとんどが命中していたそうです」(地元紙記者)

 

襲撃に使われたと思われる自動小銃と拳銃

 

 現場から車で逃走した後に京都市内で逮捕されたのは、神戸山口組と対立する六代目山口組傘下の組織にかつて所属し、現在は破門されている、朝比奈久徳容疑者(52)だった。

 

「構図としては、“神戸山口組” 対 “六代目山口組” という抗争事件。襲撃に成功したのに、高山若頭が激怒しているのは、公安委員会によって六代目山口組が『特定抗争指定暴力団』に指定される危険性が高まったからです。

 

 指定されてしまうと、組員が5人で歩くだけで逮捕されてしまうほど、警察の厳しい監視下におかれます」(前出・会社社長)

 

 ヤクザ社会の取材を続けるノンフィクション作家の溝口敦氏も、「両組織が指定される可能性は高まった」という。

 

「(六代目山口組の中心組織)弘道会と(神戸山口組の中心組織)山健組は抗争が激化していたので、両団体だけが指定を受ける可能性があった。今回の事件を受け、彼らの上部団体である六代目山口組と神戸山口組までが、“抗争指定” される日が近くなりました」

 

 一方、「高山若頭は、六代目山口組が『特定抗争指定暴力団』に指定されることは織り込み済みだ」という証言もある。

 

「高山さんは、出所後すぐ関東に遠征した。住吉会、稲川会などの有力団体に、出所祝いの返礼に訪れたとみられている。

 

『自分が元気なうちに山口組を再統一したい』と考え、そのためには、特定抗争指定暴力団に指定されても、攻勢を続けると考えている」(関東在住の暴力団関係者)

 

 このように、情報が錯綜する、六代目山口組が描く分裂解消シナリオ。一方、襲撃を受けた神戸山口組は、どのような絵図を描いているのか。

 

「我々は、“籠城作戦” に出るつもりです。そのための手は打ってある」

 

 そう語るのは、神戸山口組関係者。その証拠として渡されたのが、A4判の文書だ。

 

「2012年に、抗争状態にあった九州誠道会と道仁会の両組織が、初めて “抗争指定” された。その際に、どのような活動制限を受けたのか、聞き取ってまとめたものだ」(前出・神戸山口組関係者)

 

 箇条書きで書かれた文書には、「警察にヘリコプターを使って尾行までされること」や、「携帯電話は必ず警察に盗聴されること」など、事細かな注意が記載されている。

 

「関西には、六代目山口組傘下でも、抗争に消極的な組が多い。我々は六代目山口組の主要な拠点がある名古屋に、打って出るつもりはない。下手なことをせず、マニュアルに従って耐えるつもりです」(同前)

 

 冒頭の関西の会社社長もこう指摘する。

 

「一度、“指定” を受けても、両団体が『抗争終結宣言』を出せば解除される。しかし、分裂された側の六代目山口組にとって、それは神戸山口組の存在を認めることになる」

 

 銃撃と籠城。緊迫の日々は続きそうだ。


(週刊FLASH 2019年12月17日号)

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