社会・政治
ゴーンが脱走に使った「チャーター機」お値段は50億円!
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.01.07 06:00 最終更新日:2020.01.07 17:55
2019年12月29日午前10時16分、関西国際空港に1機のプライベートジェットが到着した。帰省客でごった返す空港の滑走路を、同機は、素知らぬ顔でゆったりと進んでいく。
一方都内では、この数時間後、カルロス・ゴーン被告(65)が保釈中の住居を、ひっそりとひとりで抜け出した。到着から13時間後の午後11時、同機はトルコへ向けて、“ゴーン大脱走犯” を運び出すことになっていたのだ――。
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「2018年春、ゴーン氏はインタビューで『日本を愛している』と語っていました。しかし、今回の逃亡劇を見れば、実際には日本を見下していたのでしょう。『姑息』としか言いようがありません」(経済ジャーナリスト・井上久男氏)
トルコで航空機を乗り継ぎ、レバノンに入国したゴーン被告。日本出国に使用した手段こそ、トルコの民間航空会社「MNG JET」が運航する、登録記号「TC‒TSR」のチャーター機だ。
機体は、ボンバルディア製「グローバル・エクスプレス」。MNGの説明によれば、「エンジンはロールス・ロイス製、13名のVIPシート、電子レンジなどを設置した調理スペース」などを備えているという。
前澤友作氏が所有するジェットと同シリーズでもあり、同氏は自身の購入価格を「約50億円」と、過去の番組やツイッターで明かしている。まさに “セレブの乗り物” だ。
「プライベートジェットを使える人間を保釈した、東京地裁の判断が、間違いとしか言いようがない」(落合洋司弁護士)
ゴーン被告の狙いを、郷原信郎弁護士は、こう推測する。
「『逃亡犯罪人』として、おとなしく過ごすのではなく、記者会見やメディア発信で、『日本の検察の逮捕・起訴がいかに不当か、いかに非人道的な扱いを受けたか』を国際社会に訴え、名誉回復を図るものと考えられます」
物語は終わらない。
(週刊FLASH 2020年1月21日号)