最新号紹介

毎週火曜日発売

通巻1550号
3月3日号
2月18日発売

詳細・購入

最新号紹介

FLASH DIAMOND

11月15日増刊号
10月15日発売

詳細・購入

FLASHデジタル写真集

FLASHデジタル写真集

【第30弾】1月31日より好評発売中!

詳細・購入

社会・政治社会・政治

社会・政治社会・政治

さいとう・たかを「ゴルゴ13でも新型肺炎対策は自己管理のみ」社会・政治 投稿日:2020.02.05 06:00

さいとう・たかを「ゴルゴ13でも新型肺炎対策は自己管理のみ」

 

《野生生物がウイルス源》
《感染2週間で死に至る》
《治療薬はない!》

 

 まるで新型コロナウイルスを思わせるが、20年以上前にこんな “新型ウイルス” に打ち勝ち、世界を救った男がいる。『ゴルゴ13』こと、デューク東郷だ。作品中のあらすじはこうだ。

 

《デューク東郷が乗った客船で密猟猿が運ばれていた。じつはこの猿は、新種のエボラウイルスに罹っており、乗客1240名も感染してしまう。

 

 アメリカ陸軍は客船を見捨て、感染拡大阻止を選択。感染者・デューク東郷は客船を脱出し、ほかの密猟猿がいる検疫所で抗体を持つ猿を探し出すと、血清を作って危機を脱した》(「病原体・レベル4」より)

 

 

 1995年の作品だ。乗客たちが、次々とエボラウイルスに感染して倒れ込み、無敵のゴルゴも、新種のウイルスの感染力には勝てず、思わず壁にもたれかかる……。

 

 作者のさいとう・たかを(83)は、当時からウイルスを危険視していた。

 

「日本は、こういう分野に疎い。国家予算をしっかりかけて、ウイルスを研究する機関を事前に作っておかなきゃ。作品を読んだ人に、危機管理対策をもっと真剣に考えてくれるよう、うながしたかったんです」

 

 現在の日本の対応はどうか。

 

「専門家ではないので、軽はずみな発言はできませんが、日本は平和ボケというか、対応が後手後手になっている感じがする。この事態を、予見できるようでないといけなかった。

 

 ある国は、自国人を帰国させるのに、軍用機を使ってて。でも日本は、民間機で。しかも国会は『桜が……』『大臣が……』という話ばかりなのが残念。むしろ、いまこそ各国が協力して、対応するチャンスかもしれん」

 

 ゴルゴがいたら、この状況をどう打開するだろうか。

 

「ゴルゴが出る話にならないですね。日本が劇的に感染拡大を阻止できたなら、そのときやっと、ゴルゴの話になるでしょうね。いまはゴルゴもお手上げ。自己管理を徹底するしかない状況ですね」

 

 名作『サバイバル』も描いた、さいとう先生にもう1問。新型肺炎の “流言飛語” が飛び交う今日を、生き抜く心がけとは。

 

「ない。正面から向かっていくしかないですよ」

 


さいとう・たかを
1936年11月3日生まれ 和歌山県出身 劇画家。1955年デビュー。1960年「さいとう・プロダクション」設立。連載52年めを迎える『ゴルゴ13』のほか、作品に『鬼平犯科帳』『仕掛人 藤枝梅安』『影狩り』『無用ノ介』『サバイバル』『雲盗り暫平』などがある

(週刊FLASH 2020年2月18日号)

社会・政治一覧をもっと見る

社会・政治 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事

最新号紹介

グラビアBEST

2020年新年号
12月26日発売

詳細・購入

最新号紹介

PlatinumFLASH

2月14日発売
表紙:伊藤純奈、北野日奈子、佐々木琴子、新内眞衣、鈴木絢音、寺田蘭世、堀未央奈、山崎怜奈、渡辺みり愛

詳細・購入