社会・政治
ジャーナリスト横田一「安倍首相の保身術を見習いたい(笑)」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.03.03 16:00 最終更新日:2020.03.03 16:00
内閣支持率が急降下中の安倍晋三首相(65)だが、在任期間は憲政史上最長。褒めるところはあるはず――。というわけで、鋭く政権を批判してきたジャーナリストたちに、「あえて首相を褒めてみてください」と依頼した!
今回は、政官業の癒着や公共事業・原発問題などを長年取材してきた、ジャーナリストの横田一氏(63)だ。「長く社長をやりたい人は、安倍首相を見習おう」と横田氏は言う。その意味は?
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「『とにかく、強い者にゴマをすっていればいい』ということです。それで、自分のポストを守ることができる。安倍首相の保身術には、素晴らしいものがあります。
安倍首相は、『アメリカの後ろ盾があれば、政権が安泰だ』と知っている。そのために、アメリカに貢ぎ続けるんです。『イージス・アショア』などの防衛装備品の購入、辺野古沖の埋め立て、カジノ誘致、すべてアメリカへの貢ぎ物です。
横浜市へのカジノ誘致に反対する “ハマのドン” こと藤木幸夫氏は、安倍首相を『トランプ大統領の腰巾着』と呼んでいました。ご本人の解説によると、『腰にぴったりとつけてお金を入れるもの』で、スポンサー役ということ。
日本でのカジノ開業を目指す、ラスベガス・サンズのアデルソン会長は、トランプ氏の大口献金者として知られています。IRに注がれたお金も、トランプ氏への献金になるというわけです。おかげで日本の国富が、どんどんアメリカに流出していくのです」
「素晴らしい保身術」なんて “褒め文句” を、まさか安倍首相が言葉どおりに受け取らないとは思うけれど――。
よこたはじめ
2017年、衆院選直前に、小池百合子東京都知事の「排除発言」を引き出したことで知られる
(週刊FLASH 2020年3月10日号)