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中国で流行「無人商売」スーパーもジムも店員が消えた【写真あり】
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.04.12 06:00 最終更新日:2022.12.07 19:03
いまや、アメリカをもしのぐITデジタル先進国の中国。今回、『ルポ デジタルチャイナ体験記』著者の西谷格氏に、中国の最新デジタル事情を紹介してもらった。
「よくも悪くも合理的で、無駄を省くのが中国人気質。だからこそ、ITサービスも受け入れられやすいのでしょう」
さっそく以下で、中国の無人サービスをご紹介しよう。
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●無人カラオケ/デジタル度★★☆☆☆
モールなどに突如現われる個室カラオケ。中は丸見え。
「中国では2016年ごろから、『シェアカラオケ』と呼ばれる無人カラオケが増えています。メッセージアプリ『ウィーチャット』でQRコードを読み取り、時間と料金を設定。15分24.8元(約372円)はやや割高かも」(西谷氏、以下同)
ボックスの中は3畳ほどの空間。10分前から予約できるため、並ぶ煩わしさもない。3分1元(約15円)。
「無人カラオケ同様の個室ボックスで、こちらはランニング用のボックス。スマホでランニングマシンを起動できる手軽さは魅力ですが、中国の身分証が必要です。9都市で展開しており、都市部で需要がありそう」
●無人傘レンタル/デジタル度★★☆☆☆
利用は1日2元(約30円)。7日連続使用で、買い取りと見なされる。
「QRコードから登録する、傘のシェアサービス。預貯金や決済履歴などを数値化した『信用度スコア』の数値が規定以上ある人なら、デポジットは不要。スマホで設置場所、貸出し可能本数がチェックできます」
●無人休憩ボックス/デジタル度★★★★☆
ブラインドを下げて、人目をシャットアウト。
「撮影場所はショッピングモールですが、空港や駅、病院などにも設置予定とか。QRコードを読み取り、ロック解除して入室。室内には監視カメラがあるため、落ち着きませんでした。軽いひと休みには便利です」