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マレーシア在住の須之内美帆子「買い物に出たら『次は逮捕だ』」

社会・政治 投稿日:2020.04.19 06:00FLASH編集部

マレーシア在住の須之内美帆子「買い物に出たら『次は逮捕だ』」

 

 世界に拡大する新型コロナ。海外では、どんな暮らしを強いられているのか。マレーシア在住の須之内美帆子に、国の政策、外から見た日本の対応について語ってもらった。

 

 3月18日からロックダウンが続いているマレーシア。スーパー・コンビニエンスストア・病院・ドラッグストア以外は、原則閉鎖している。

 

 

「私は2月末に、日本からマレーシアに戻りました。コロナの影響で、2週間は自宅待機をしなきゃいけなかったんです。いよいよ、子供の学校が始まる、というタイミングで、ロックダウンになりました。

 

 当初私には、そんなに危機感がなくて、家から徒歩5分のところにあるスーパーに買い物に出かけたんです。そうしたら、バイクに乗った警官7人に囲まれちゃって。『どこへ行くのか?』『スーパーです』って答えたら、写真を撮られて、『帰れ! 次に見つけたら逮捕だ』と言われました。

 

 いくら家から近くても、ぶらぶら歩いてたら逮捕されるということを知って、コロナに対する危機感がグッと高まりました。甘かったんです」

 

 監視は24時間体制。3月27日には、日本人4人を含む11人が、ジョギングをしていたとして一時拘束された。

 

「私が住むコンドミニアムには、プールやジム、子供が遊べるスペースなどがありますが、いまは住民でも使えません。エレベーターも1人しか乗れません。郵便物なども、いったんコンドミニアムから外に出て受け取ります。

 

 来客があっても、警備員に追い返されます。スーパーには、1世帯1人しか入れません。それも、入口で体温を測り、消毒をしてからです」

 

 もっとも、食料品や日用品など、生活に必要なものはデリバリーですべて手に入るという。

 

「マレーシアが特別厳しいのではなく、世界規模でロックダウンがおこなわれています。日本のニュースを見ていると、桜を見るために多くの人が集まったり、飲み会を開いたりしていて、『嘘でしょ?』って思いました。

 

 日本の友人に、『危ないなら日本に戻っておいでよ』と言われたけど、日本のほうが危険ですよね。マレーシアでは、みんな一丸となって、コロナと闘っています。感染者数も少しずつ減ってきて、ロックダウンも、あと数日で終わるかもしれません」

 

 街を走っているのは、パトカー、宅配バイク、タクシーぐらい。監視のために、ヘリコプターも飛んでいる。日本の風景とは、かなり違うようだ。

 

「日本の人は、『コロナに感染しても、簡単に治る』と思っているかもしれないけど、そんなに甘いものじゃないです。私の知人は、発症してかなり苦しみました。呼吸困難になり、熱がずっと続きます。そんな状況に耐えられないと、助かりません。

 

 自分ひとりの問題ではなく、コロナに感染してしまったら、どれだけの人に影響を及ぼすのか。家族や大切な人を守るために、何をすべきか。きちんと考えてほしいです」

 


すのうちみほこ
1976年生まれ 茨城県出身 1998年、TBS系の深夜番組『ワンダフル』の「ワンダフルガールズ」のメンバーとして活躍。2019年2月、マレーシアに移住。洋服やアクセサリーなどを扱う「9STYLE」を経営

 

(週刊FLASH 2020年4月28日号)

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