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【リオ五輪/サッカー】久保裕也「努力が趣味のストイックぶり」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2016.08.01 13:00 最終更新日:2016.08.01 13:00
7月1日、メンバー発表に臨んだ手倉森誠監督(48)。
「金を目指さないと銅にも引っかからない。『どう』にもならない」と余裕ぶったが、日本はナイジェリア、スウェーデン、コロンビアとの“死のグループ”に。はたして勝算は? サッカーライターの六川亨氏が解説する。
「会場のマナウス、サルバドールは高温多湿。日本はこの気候条件を味方にしたい。なぜなら、日本は梅雨から真夏を経て、そうした気候に慣れて臨める。スウェーデンなどは経験できないため、後半足が止まる可能性がある」
ただし、心配な点もあると続ける。
「エースの久保裕也と南野拓実は欧州組。久保は所属のヤングボーイズで欧州CL予備予選に出場。南野もザルツブルクに合流中のため、高温多湿を経験できない。そこが不安材料です」
とくに久保は、ザッケローニに若き才能を認められ、2012年の高校時代にA代表初招集。翌年スイスへ渡り、3シーズンで21ゴールを挙げる活躍を見せている。
武道をたしなむ厳格な父親に育てられ、「努力が趣味」とストイックでも有名。なんでもこなせる近代的FWとして、前線でゴールとボールの収めどころとして期待される。
六川氏は、久保を生かすためにも、ターンオーバー制を用いるべきだと指摘する。
「予選は中2日の強行軍。しかも、W杯の登録より5人少ない18人しか連れていけない。できるだけ疲労を残さず、次の試合に臨むことが必要。だからこそ、スタメンを固定するのではなく、控えのGKを除く17人をうまく使いこなしたい。久保の状態が上がらなければ、最初は途中出場でもいい」
その指揮官だが、危機管理対策には余念がない。日本代表が、直前のキャンプをおこなう場所はアラカジュ。
「同地は、日本が試合をするマナウス、サルバドールと同様、赤道に近く暑い気候に慣れるには適している。これは、ブラジルW杯で涼しいイトゥに滞在し、惨敗した苦い経験によるもの。試合初戦の2週間前に現地入りし、早めに慣れようという作戦」(サッカー記者)
暑さ対策も万全に、8月5日(日本時間)、初戦のナイジェリアに挑む。
(週刊FLASH 2016年7月19日号)