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小林大悟が語るアメリカの今…サッカー選手の「海外コロナ生活」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.06.07 06:00 最終更新日:2020.06.07 06:00
新型コロナウイルスが、世界中で猛威を振るっている。1年延期された東京五輪を筆頭に、多くのスポーツで、試合の延期や中断が相次ぐ。そんななか、海外で活躍する日本人サッカー選手は何を思い、どう過ごしているのか。
USLチャンピオンシップ(2部相当)の「バーミンガム・レギオン」に所属する小林大悟(37)に、Zoomで取材した――。
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かつてオシム・ジャパンで日本代表も経験した小林は、感染者数・死者数とも世界最多となった米国でプレーしている。現在、米国南部のアラバマ州バーミンガムで暮らす小林は、現地の様子についてこう話す。
「本来は3月16日だった開幕戦が延期になると、その後はチーム練習もできない日が続いていました。5月なかばから、ようやく少人数での練習が再開。ただ試合の再開については、リーグとオーナー、選手会の意見がなかなかまとまらず、見えていません。
フロリダのディズニーワールドのまわりには、ホテルがたくさんあるので、『そこに集まって、6週間で一気に消化する』なんて案もあるみたいですが、いったいどうなるのか(苦笑)」
バーミンガムでは、マスクの着用やソーシャルディスタンシングこそ徹底されているものの、街に出れば人の姿があり、少しずつではあるが、日常が戻ってきているそうだ。
「アメリカ人が、みんなマスクしているのは異様な雰囲気ですけどね。この前、公園に行ったら、木にハンモックをかけて寝ている人を見かけました。こっちの人は、(密にならない)外での時間の使い方がうまいんです。僕もハンモックを買おうか迷っています(笑)。
いまは『早くサッカーしたい』とか、サッカー小僧的な発言もできないですが、サッカーを通して、何か社会貢献ができたら」
こばやしだいご
1983年2月19日生まれ 静岡県出身 清水商卒業後、東京ヴェルディ、大宮、スタバエク(ノルウェー)、イラクリス(ギリシャ)、清水を経て、2013年に渡米。MLSで延べ5シーズンプレーし、現在はUSLチャンピオンシップ(2部相当)のバーミンガム・レギオンに所属。日本代表1試合出場
取材&文・栗原正夫
(週刊FLASH 2020年6月16日号)