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待ってろ東京五輪/ホッケー「田中世蓮」準備に余念なし!
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.02 20:00 最終更新日:2020.08.02 20:00
東京五輪開催を信じて……日の丸戦士たちの、ブレないメダルへの思いとは--。アスリートたちが、「1年後への金言」を寄せてくれた。今回は、男子ホッケーの田中世蓮(27)だ。
「僕個人としては、五輪が1年延びたことを、『それだけ準備する期間が増えた!』と、前向きにとらえています」
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そう決意表明する田中は、52年ぶりに開催国枠で五輪の出場権を手にした、男子ホッケーチーム “サムライジャパン” を攻守で支えるMFだ。代表チームの練習も、ようやく再開した。
「新型コロナの影響で代表合宿がなくなり、チームとしての練習ができなくなったのは痛いですけど、そのぶん個人で、走力・筋力のアップに努めていました。その成果は着実に上がっています」
チームの合言葉は、アイクマン監督の口から飛び出した「アキラメナイ」と「ヤマトダマシイ」。
「2018年のアジア大会で経験した(優勝の)歓喜の瞬間を、今度は五輪の舞台で味わってみたい」
その強い思いは、いささかも揺るがないという。
「ここまで日本のホッケーを支え続けてくれた先輩や、僕らのあとに続く後輩たち、ともに戦い続けてきた仲間のためにも、絶対にホッケーの風を吹かせてみせます」
たなかせれん
1992年11月9日生まれ 島根県出身 174センチ67キロ ポジションは攻守の要となるMF。小5から競技を始め、'18年アジア大会などで日本代表として活躍。日本リーグ2年連続MVP受賞。岐阜朝日クラブ所属
写真・田中智久
取材&文・工藤晋
(増刊FLASH DIAMMOND 2020年8月20日号)