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待ってろ東京五輪/スケートボード「岡本碧優」世界女王の挑戦
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.14 20:00 最終更新日:2020.08.14 20:00
東京五輪開催を信じて……日の丸戦士たちの、ブレないメダルへの思いとは--。アスリートたちが、「1年後への金言」を寄せてくれた。今回は、スケートボードの岡本碧優(14)だ。
五輪の金メダル候補に挙げられる岡本碧優は、兄の影響で8歳から競技を始め、2018年の世界選手権で5位入賞と、一躍脚光を浴びた。
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2019年の国際大会では「バックサイド540」という一回転半する大技を決めて優勝。同年、空中で横向きに回転させたボードを掴む難度Eの「キックフリップインディグラブ」も決めた。この時点で、世界ランキングは断トツの1位だった。
彼女のエアの高さは女子選手トップクラスで、まだあどけなさの残る14歳だが、ボードに乗ると、男子選手も顔負けの難しい大技を繰り出す。
「五輪は見ていないので、あまりイメージが湧かないんです。もし出場できれば、エアの高さを見てもらいたいですね。
五輪が1年延びて、コーチから『ほかの選手もたくさん練習するから、ずっと一番でいられないよ』と言われているので、延期は、あまり嬉しいことではなかったかも(笑)」
2018年12月から実家を離れて、笹岡拳道コーチの実家に下宿しながら、腕を磨いている。
「寝るのが好きで、12時間以上、寝ていたこともあります(笑)。性格はビビリで、新しい技とかに挑戦するときは怖いんですよ」
おかもとみすぐ
2006年6月22日生まれ 愛知県出身 146cm42kg 2019年6月と7月に開催された国際大会で優勝、9月の世界選手権でも優勝した。また、11月のアジア地区選手権、STUオープンでも優勝。MKグループ所属
写真・津高良和
(増刊FLASH DIAMMOND 2020年8月20日号)