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稀勢の里「どうしても横綱になれない」その理由は豆腐メンタルスポーツ 投稿日:2016.09.11 06:00

稀勢の里「どうしても横綱になれない」その理由は豆腐メンタル

写真:時事通信

 

「名古屋場所は、稀勢の里の取組を固唾をのんで見守る親方衆の姿が見受けられた。横綱昇進を後押しすべく、部屋の垣根を越えて親方たちが、稀勢の里に発破をかけていたからね。場所中も、仕上がりの様子を見に朝稽古に足を運んでいたほど。ただ、終盤は溜め息に変わった」(協会関係者)

 

 横綱昇進が期待された名古屋場所では、13日目の日馬富士戦に完敗。横綱審議委員会の守屋秀繁委員長は、「平幕2人に負けているし、横綱相手とはいえ一方的だった。相撲内容が悪すぎる。優勝しても綱取りはない」と明言。9月場所も大関のままだ。

 

「周囲の期待は理解していたはず。ほかの部屋の親方衆が、こぞって助言するなんて異例のことだからね。ただ、それが逆にプレッシャーとなってしまった。稀勢の里は綱取りに向けて、体幹トレーニングや、立合いに合気道の動きを取り入れたり、ほかの力士の取組をDVDで研究するなど稽古に励んでいた。

 

 ただ、『致命傷』だけは克服できなかった。相撲関係者の間では、稀勢の里は『豆腐のメンタル』と有名。ある親方は、『技と体は横綱だが、心は幕下』と嘆いている。周囲は、メンタルトレーナーの採用を助言したが、人づき合いが苦手なせいか、自己流を貫いている」(担当記者)

 

 彼のことを誰よりも応援する父・萩原貞彦さんは、今年の大阪場所、13勝2敗で準優勝した後、「(琴奨菊みたいに)きれいな奥さんがいるわけでもないし、トレーナーもいない。全部自分でやるしかないから」とこぼしていた。

 

 もともと素材は一級品。体の大きな中学生がいると、田子ノ浦部屋の前身・鳴門部屋の鳴門親方が、再三実家に通い、本人と両親を説得。「素材は大関、横綱級。必ず親方株を取得できるように育て、自分の後継者にする」とまで言って入門にこぎつけた逸材だった(現在、親方株を取得済み)。

 

 一方、名古屋場所は、過度なプレッシャー以外に、対戦する力士のやっかみがあったと、相撲ライターは明かす。

 

「ここ2場所の報道は、稀勢の里一色だったし、多くの親方を巻き込んでの綱取り騒動は、ほかの力士にしてみればおもしろくない。しかも、稀勢の里は周囲とつるまない。はっきりと、打倒・稀勢の里を宣言する力士もいた」

 

 実力は申し分ないが、心の弱さで頂には届かない。9月場所は「豆腐のメンタル」を克服してくれるように祈りたい……。

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