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巨人独走の裏で…原監督が「クビを切る17人」全リスト
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.29 06:00 最終更新日:2020.09.29 07:55
巨人ナインに激震が走ったのは、9月21日のことだった。球団副代表編成担当の大塚淳弘氏(61)が、巨人の新人テストを視察したあと、「今までは(選手を)残していたが、迷ったら切る。(ドラフトの)本指名は6人の予定だから、人を切るか、育成に戻さないといけない」と発言したのだ。
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「たしかに巨人は、12球団で最初にチームの支配下選手の数が上限の70人に達したので、当然、何人かには戦力外通告をしなくてはなりません。でも、シーズン途中の、しかも首位独走というイケイケムードのなかでの “クビ切り宣言” は異例ですよ。
『来季も安泰だ』と安心できるのは、レギュラー陣だけ。それ以外の選手たちは、戦々恐々としています」(巨人担当記者)
では、いったい誰が “クビ” にされるのか。本誌が複数の担当記者に取材を重ねたところ、17人の候補者リストが出来上がった。「リストのなかでも真っ先に名前が挙がったのが、岩隈です」と前出の記者が続ける。
「原監督は、第2回WBCでともに戦った岩隈(久志)を、なんとか復活させたかったようです。しかし彼は、この2年間、巨人の一軍での登板はありません。優勝後の消化試合で登板させ、引退する見込みです。
FA組も危ないですよ。たとえば陽岱鋼は、レギュラーどころか一軍と二軍を行ったり来たり。野上(亮磨)に至っては、2020年シーズンで一軍での登板はゼロ。陽は推定3億円、野上は推定1億5000万円と、高額な年俸もネックになっています」
外国人選手も例外ではない。
「MLBのワールドシリーズを制し、鳴り物入りで入団したG・パーラでしたが、怪我が多く、1億6500万円の年俸に見合った成績を残していません。2019年に、C・ビヤヌエバが1年で自由契約となった例もあるし、安泰ではありません」(別の巨人軍担当記者)
成績がともなわないドラ1組にも、厳しい現実が待つ。
「鍬原と桜井はローテ入りを期待されていたのに、一軍に定着できていない。原監督が、ドラ1であろうと冷酷に放出することは、澤村拓一(32)がロッテに出されたことで実証済みです。
また、20代後半で一軍に定着できていない選手も危ないですね。先日、毎日放送の辻沙穂里アナ(26)と入籍、妊娠を発表した山本(泰寛)も候補のひとり。今後の成績次第で、“天国” から一転……なんていうことも、あり得ます」(スポーツ紙記者)
なぜ、ここまで大胆なクビ切りをおこなうのか。「原監督は、巨人を大幅に変えようとしているんです」と語るのは、スポーツ紙デスクだ。
「これまでの巨人は、カネの力で各球団の4番をFAで獲ってきました。しかし、『チーム作りがうまくいった』とは言い難い。それにファンは、巨人で育った生え抜きを応援したがります。そこで原監督は、育成を重視することにしたんです。
その証拠に、2020年から球団OB21人と、『OBスカウト』としての契約を締結しました。各地の少年野球チームで監督を務めるOBに、有望な選手の情報提供を求めるものです。原監督の主導でおこなわれるとはいえ、せっかく獲っても、もし将来性ナシと判断されれば、すぐにクビでしょうけどね」
常勝軍団変革の裏で、涙を流すことになるのは、どの選手だろうか。次のページでは、17人の “クビ” 候補者リストを公開しよう。