スポーツスポーツ

元安美錦・安治川親方がファンに告白「武蔵丸関は初めて怖いと思った」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.14 14:48 最終更新日:2020.10.15 09:30

元安美錦・安治川親方がファンに告白「武蔵丸関は初めて怖いと思った」

自宅でオンラインイベントをおこなった安治川親方

 

 いま角界で急増しているのが、“髷付き親方” だ。関取を30場所以上務めた力士は、引退後に国技館で断髪式や引退相撲をおこなうのが通例だが、コロナの影響で延期され、髷を落とせない親方が増えているのだ。

 

 元豪栄道の武隈親方(34)や、元嘉風の中村親方(38)などがいまだに “髷付き” だが、元安美錦の安治川親方(42)も、そのひとり。2019年の七月場所で引退したものの、2020年10月4日に予定されていた断髪式は、2021年5月に延期となっている。

 

 

 そこで、「断髪式を楽しみにされていた方も多く、何かできないかと考えた」という安治川親方が、オンラインで開催したのが、「安美錦断髪式陣中祭」だ。10月10日のイベントには、全国からオンラインで200人以上のファンが参加。初披露となる相撲甚句や、貴重な相撲グッズを賞品にしたじゃんけん大会などで、おおいに盛り上がった。

 

 なかでも、Q&Aコーナーでは質問が殺到。ファンの鋭い質問に、親方がタジタジとなる場面もあった。やりとりをいくつか紹介すると……。

 

Q.いちばん記憶に残る取り組みは?

 

A.横綱・武蔵丸関との対戦(2002年五月場所)ですね。仕切ったとき、こんなに大きな人がいるのかと思って、土俵に上がって初めて怖いと思いました。当時、私の体重は115kgほど。横綱とは100kg以上の体重差がありました。
 土俵で怖いと思ったのは、後にも先にも武蔵丸関だけです。2度めの対戦(2003年七月場所)で勝つことができて、自然と涙が出たくらいに嬉しかったったのを覚えていますね。

 

Q.カラオケでは、どんな曲を歌いますか?

 

A.なんでも歌いますよ。青森の先輩でもある吉幾三さんから松山千春さん、最近だと “髭ダン(Official髭男dism)” も(笑)。
 部屋の若い力士もカラオケは好きなので、よく行きましたが、今はコロナで行ってませんね。若い子たちには、ああいう発散の場も必要ですが、こういう状況なので、とにかく稽古で疲れさせて、カラオケに行く元気もないほどにさせてます。

 

Q.いま、対戦してみたい力士は誰ですか?

 

A.(即答で)もう相撲は取りたくないです。

 

Q.それでも対戦してみたいのは?

 

A.う~ん……。一度、本場所の土俵でやってみたいのは、(弟弟子の)宝富士ですね。宝富士には青森出身力士として、もうちょっと頑張ってもらわないといけないと思っています。

 

Q.これからチャレンジしたいことは?

 

A.現役時代にできなかったことですね。いまは車の運転もするようになりました。まだ初心者レベルですけれど、上手くなってドライブに行けたらいいですね。

 

Q.好きな食べ物は?

 

A.梅干し以外なら、なんでも。最近はタイ料理に、はまっています。

 

Q.断髪式後の髪型は決まっていますか?

 

A.それが、いま悩んでいるところですね。それより、(髷が)断髪式まで持つかどうか……。まあ、乞うご期待です。


「安美錦断髪式」並びに「安美錦引退安治川襲名披露大相撲」は、2021年5月30日(日)に両国国技館でおこなわれる。

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

スポーツ一覧をもっと見る