スポーツ
久保建英、次期サッカー界エースが“冷遇”の理由「坊やだからさ!」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.15 06:00 最終更新日:2020.10.15 06:00
10月9日、カメルーン代表との2020年の初戦を迎えたサッカー日本代表。“次世代エース” の呼び声高い久保建英(19)はスタメンを外れた。あるサッカーライターは、久保の近況を、こう語る。
「8月に移籍した『ビジャレアル』では、すべて途中出場。2020年-2021年シーズンのプレー時間は毎試合20分未満で、合計60分にも達しない。
【関連記事:レアル移籍発表「久保建英」活躍するほど東京五輪が遠ざかる】
今回の日本代表招集には、前まで10番を背負っていた中島翔哉が招集されず、『久保が最年少で背番号10も』と大々的に報道されていた。だが結局、イングランドで活躍する南野拓実が10番になった。いま、久保にとっては苦しい時期だ」
続く10月13日のコートジボワール代表との親善試合では、スタメンで出場。前半の開始早々に “オープニングシュート” を放って期待を集めたが、その後は終始、相手の守備陣に苦戦していた。
2019年-2020年シーズンは日本人選手で随一の存在感を見せていた久保だが、2020年-2021年シーズンはクラブでも代表でも、“冷遇” 模様。せめて、もう少し出場時間があれば--。
「たしかに今の彼には、多くの試合に出ることが必要ですが、少ない時間でもインパクトを残せるような選手でないといけません。しかし、攻撃に専念しすぎて、チームにマイナスなプレーは絶対にダメです」
そう話すのは、サッカー解説者の宮澤ミシェル氏(57)。宮澤氏の言う “マイナス” が、2020年-2021年シーズンの久保にはたしかにあった。
「10月3日、格上のアトレティコ・マドリード戦。引き分けでも十分だった終盤で、久保はドリブルで無理に抜きにかかり、ボールを奪われたんです。これにビジャレアルのエメリ監督は、烈火のごとく怒りました。
久保の飛び抜けた才能を買っている監督ですが、状況を考えないプレーが続けば、まだまだ “坊や” 扱い。本当の信頼は勝ち取れないでしょう」(現地記者)
代表としても信頼不足、と前出のサッカーライターは言う。
「森保一監督は、久保に重圧をかけず、大事に育てたいようだ。でも、裏を返せば、『まだ子供だから』と思われているということ。それを久保が跳ね返すには、結果を出すしかない。
南野が2018年に、3年ぶりの代表戦出場で初ゴールを決めたように、久保も少ない決定機をモノにしないと……」
いつまでも「久保君」ではいられない。
写真・JFA/アフロ