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お笑いレスラー・後藤物央紀 痛快!スクーター盗難犯を「自力でねじ伏せた」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.14 23:02 最終更新日:2020.10.19 14:54

お笑いレスラー・後藤物央紀 痛快!スクーター盗難犯を「自力でねじ伏せた」

盗まれたA子さんのスクーター。目立った破損はないが、細かい傷が明らかに増えていたという。

 

 スクーターをアパートまで運ぶため、一度は見失ったものの、その後、自転車で周辺を探すと、近所の公園で男性2人と女性1人を発見。いきなり追い回され、事情もわからず呆然とする女性に、「あれは盗難車なんだよ」と説明して、自宅アパートの前まで連行しようとしたところで、隙をついて再び逃げられた。

 

「A子も騒ぎに気づいて起きてきたので、棚ボタと3人で交番に行くことにしました。その途中で、また男2人を見つけたので、自転車で全力で追いかけましたよ」(後藤)

 

 髭面の巨漢に自転車で追い回される若者2人は、逃げながら罪のなすりつけ合いをしていたという。

 

「『お前が捕まれ!』『お前が盗んだんだろ!』とか、言い合ってるんですよ。こんなところで友情が壊れる瞬間を見るとは……(苦笑)。ずっと走ってるから、向こうもへばってるんですよ。こっちも腹が立ってるから、追い詰めながら、『もっと頑張れ! 走れ!』なんて声をかけちゃった。

 

 最後は、小柄なほうがコケたんで確保! ヘッドロックとかして過剰防衛にならないように、腰のベルトを掴んで逃げられないように、ねじ伏せて……」(後藤)

 

 その後、警察の事情聴取で、彼らには余罪があることも判明。スクーターを何台も盗んでいる常習犯だった。彼らは成人しているが無職で、後藤の住むアパートの近所で、両親と暮らしていた。盗まれたスクーターのメットインには、なぜか犯人のトランクスが入れられていた。

 

「体重100kgで全力疾走したんで、膝を痛めましたよ」(後藤)

 

 一部始終を見届けた棚ボタも、こう言って笑う。

 

「後藤くんは、清掃のバイト明けで、ものすごい臭かったんですよ。臭くてゴツいおっさんに追い回されて、犯人たちも反省したと思います。今度は、『西口ドア』のリングに “お礼参り” に来てくれたら、おもしろいんですけどね。また自転車に乗って、笑って追いかけますよ」

 

 A子さんは現在、犯人たちと示談するか、事件化するかを検討しているという。

 

「原付にいろいろ傷がついたり、ミラーが割れたりしているので、全部直すと15万円くらいかかるそうなんです」(A子さん)

 

 腕に覚えのあるレスラーだからこそできた、痛快な逮捕劇だった。

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