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菅野智之「MLB挑戦」で勃発! ダルビッシュ有・田中将大との“三角関係”
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.29 06:00 最終更新日:2020.10.29 11:04
「我々が日本球界で注目しているのは、“彼” だけなんです。実力が図抜けており、メジャー志向も強く、31歳という脂が乗った年齢ですからね」
そう語るのは、日本在住のメジャースカウト。そして熱視線を送られる “彼” とは、巨人の菅野智之だ。
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2020年の菅野は、開幕からセ・リーグタイ記録の13連勝と、まさに無双の活躍を見せ、ポスティングでのメジャー移籍に拍車をかけることになった。長らくポスティング移籍を認めてこなかった巨人だが、2019年から風向きが変わっている。
「山口俊(現・ブルージェイズ)のポスティング移籍を認めた2019年オフ、山口寿一オーナー(63)が『今後、個別のケースに関しては、(ポスティングを)検討していく余地は出てくる』と発言したんです。
しかも菅野は、日ハムの指名を拒否し、一浪して巨人に入ったという “貸し” がある。2020年オフでのメジャー移籍は、実現性が高いです」(巨人担当記者)
では、移籍先として候補に上がるチームはどこか?
「コロナ禍の影響で、どの球団も資金繰りに苦しんでいるので、資金に余力のあるチームに絞られます。なかでも有力といわれているのがヤンキースです。
2009年からずっと世界一を逃していて、再建には投手力の整備が急務。そのため、田中将大と年俸10億~12億円程度で再契約し、さらに菅野を獲りたいんです。日本球界のWエースが揃えば、観客動員やグッズ売り上げなど、戦力以上のメリットもあります」(前出・メジャースカウト)
MLBには、9人もの日本人選手がいる。菅野の移籍で、「彼らの “勢力図” が激変する可能性があります」と語るのは、MLB専門誌記者だ。
「現在の日本人メジャーリーガーの中心は、間違いなくダルビッシュ有。大谷翔平とは師弟関係といえるほどの仲ですし、前田健太とも熱心に技術を教え合っています」
その “天下人” たるダルビッシュも、菅野の実力は認めているという。
「ダルビッシュは、『プロ野球スピリッツA』という野球のゲームアプリで、『ダルビッシュセレクション』を発表しました。各チームから1名だけ選手を選べるのですが、巨人から選出されたのが菅野でした」(スポーツ紙記者)
一方、田中将大も、菅野に興味津々の様子だ。
「田中は、取材陣に対して『いつ菅野はメジャーに来るの?』と、逆取材するほど気にかけています。また、菅野も田中のことを深く尊敬しているんです。
菅野がメジャー移籍を初めて口にしたとき、『日本で絶対的な成績を残して行きたい』と言ったのは、田中が楽天で達成した24連勝を意識してのことです。菅野を奪い合うダルビッシュと田中の三角関係は、今のところ、田中が一歩リードしています」(前出・巨人担当記者)
日本人メジャー投手の先駆者であるマック鈴木氏(45)も、菅野にエールを送る。
「僕は英語ができたので寂しさは感じませんでしたが、英語がわからないと、見えるところで悪口を言われても気がつかない。その意味で、近くに英語のわかる先輩日本人選手がいれば安心感はあるでしょう。菅野には、メジャーの野球を楽しんでほしいですね」
菅野の移籍を刺激に、MLB日本人選手にもっと活躍してほしい!
(週刊FLASH 2020年11月10・17日号)