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森下暢仁vs.戸郷翔征 新人王争いの“勝因”は「チーム成績」より「制球力」にあり!

スポーツ 投稿日:2020.11.16 19:35FLASH編集部

森下暢仁vs.戸郷翔征 新人王争いの“勝因”は「チーム成績」より「制球力」にあり!

広島の森下暢仁

 

 新型コロナウイルスの感染拡大により3カ月遅れでスタートした、2020年のプロ野球のレギュラーシーズン全日程が終了した。今季限りで、ヤクルト・五十嵐亮太(41)、阪神・藤川球児(40)、巨人・岩隈久志(39)という球史に名を残す名選手が引退。一方で、新星も誕生した。

 

 

 セ・リーグでは巨人・戸郷翔征(20)、広島・森下暢仁(23)という先発の2人が、最後まで新人王を争った。成績を比べると、以下のようになる。

 

《2020年のセ・リーグ》
●戸郷:19試合9勝6敗 0完投0完封 107.2投球回 106奪三振 防御率2.76
●森下:18試合10勝3敗 2完投1完封 122.2投球回 124奪三振 防御率1.91

 

 8月終了時点では、戸郷が7勝2敗で防御率1.90、森下が5勝2敗で防御率2.19と、戸郷に分があるように見えたが、9月以降、戸郷が2勝4敗で防御率3.56、森下が5勝1敗で防御率1.62と形勢が逆転した。新人王は記者投票によって決定するが、森下の優位は動かないだろう。巨人は優勝、広島は5位と差が開いたが、過去の例を見ると、チーム成績は関係ないように思われる。

 

 過去40年間、新人王選考の記者投票で、先発投手が1位・2位を占めた例は11回ある(ここでは15試合以上先発していることを基準にした)。とくに1982年のセ・リーグは、熾烈な新人王争いとなった。

 

《1982年のセ・リーグ》
●津田恒美(広島):31試合 11勝6敗 8完投2完封 166.2投球回 防御率3.88
●郭源治(中日):34試合 9勝7敗 6完投1完封 176投球回 防御率3.48

 

 郭は試合数・投球回・防御率で上回ったが、二桁勝利を挙げた津田が、郭の24票に対して210票で新人王に輝いた。この年、中日は巨人を振り切って最終戦で優勝を決め、広島は5年ぶりのBクラスに転落している。チーム成績と新人王は、関係なかったようだ。

 

 1987年のパ・リーグも、球史に残る新人王争いだった。

 

《1987年のパ・リーグ》
●阿波野秀幸(近鉄):32試合15勝12敗 22完投3完封 249.2投球回 防御率2.88
●西崎幸広(日本ハム):30試合15勝7敗 16完投4完封 221.1投球回 防御率2.89 

 

 2人の勝利数は同じで、防御率は0.01差。完投は阿波野、完封は西崎のほうが多い。投球回数も阿波野が28.1回多く、奪三振数も201対176で阿波野が上回っていた。記者投票では141対51と、3倍近い差がつき、阿波野に軍配が上がった。それでも、2位に50票も入るケースは珍しい。

 

 最近では、2007年のセ・リーグがそうだった。

 

《2007年のセ・リーグ》
●上園啓史(阪神) 17試合8勝5敗  85.2投球回 1完投0完封 防御率2.42
●金刃憲人(巨人) 22試合7勝6敗 121.2投球回 1完投0完封 防御率3.55

 

 金刃が5試合、36投球回も上回りながら、記者投票では104対 57で上園が受賞。勝利数や防御率で、上園が勝っていたことが評価されたようだ。この年、巨人は5年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、その点は加味されなかったようだ。

 

 また、勝敗は同数、防御率では勝ちながら、新人王を奪えなかった選手もいる。2007年のパ・リーグを見てみよう。

 

《2007年のパ・リーグ》
●田中将大(楽天) 28試合11勝7敗 186.1投球回 4完投1完封 防御率3.82
●岸孝之(西武) 24試合11勝7敗 156.1投球回 2完投2完封 防御率3.40

 

 田中は試合数と投球回数、完投数で上回っている。また、奪三振は田中が196で、岸の142に差をつけた。ただ、そもそも奪三振の数が評価の対象になるのかという疑問もある。

 

 2人の成績は拮抗していたが、投票は163対5で田中が圧勝。2006年の夏の甲子園で、斎藤佑樹と投げ合った高卒ルーキーとして脚光を浴び、野村克也監督が「マー君、神の子、不思議な子」などの名言を残してマスコミ受けする選手で、人気の高さも関係したのかもしれない。

 

 たとえば、2002年は石川雅規(ヤクルト)と吉見祐治(横浜)の戦いで、石川が勝ち星や防御率で少し上回って新人王を受賞したが、投票数は161対37だった。

 

 2013年の小川泰弘(ヤクルト)は16勝を挙げ、13勝の菅野智之(巨人)と差をつけ、投票は252対13だった。どちらも2位の投票数で、田中と戦った岸を上回っている。

 

 田中と同じく、鳴り物入りの高卒ルーキーである1999年の松坂大輔(西武)は最多勝を獲得し、防御率でも3位につけた。川越英隆(オリックス)も11勝、防御率2.85という数字を残したが、投票は150対2で、松坂が文句なしの新人王に輝いている。

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