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元豪栄道・武隈親方が熱き思いを語る「相撲道とは人生そのもの!」

スポーツ 投稿日:2020.11.20 06:00FLASH編集部

元豪栄道・武隈親方が熱き思いを語る「相撲道とは人生そのもの!」

 

 両国国技館の土俵では令和2年最後の本場所が佳境を迎えているが、銀幕の上にも、不屈の精神で闘い続ける男たちがいる。全国で公開中の映画、『相撲道~サムライを継ぐ者たち~』に映る力士たちだ。メガホンを取ったのは、過去にTBS系『マツコの知らない世界』などの演出を手がけた、坂田栄治監督。その“食い込み”ぶりに、驚愕する。

 

 

 2018年12月からの約半年間、境川部屋と高田川部屋に密着。カメラは稽古場のみならず、日常生活や力士の心の内面にまで踏み込んでいく。そのなかで、相撲がいかにして日本に根付いてきたか、歴史や文化などさまざまな角度から迫る、「武器を持たぬ侍たち」のドキュメンタリーだ。

 

 作品の中で主軸となっているのは、豪栄道関(現・武隈親方)と、竜電関の関取2人。十一月場所の前に、武隈親方に話を聞くことができた。

 

――境川部屋が、このような取材を受けることは、あまりないと思うのですが?

 

「そうですね、珍しいでしょうね。監督から映画の趣旨などの説明を受けて、うちの師匠がOKしたということですから。常に気を遣って撮影してくださったので、カメラは気にならず、稽古にも集中できました」

 

――撮影が始まる前の場所で、大怪我をされたんですね。

 

「上腕の二頭筋断裂です。それほど、たいした怪我じゃないですよ。裸ひとつでぶつかっているわけですから、怪我は絶えないです」

 

――それでも、テーピングもせずに本場所の土俵に上がっていたんですね。

 

「相手に自分の弱点をさらすことになるので、かえって、そっちのほうが怖いんですよ。自分、臆病なもので(笑)」

 

――映画の中で、「男を磨くなら境川部屋」という、佐田の海関が父親から言われた言葉が印象的でした。親方が高校から入門する際、境川部屋を選んだ理由は?

 

「どこの部屋に入ろうか悩んでいたとき、高校の監督が連れていってくれたのが境川部屋でした。迷っている自分を連れていくということは、監督が師匠にすごく信頼を置いているからだと思ったんです。部屋の雰囲気もよかったし、即決でした」

 

――同部屋には、高校の同級生の妙義龍関もいます。

 

「(埼玉栄)高校から一緒にやってきました。彼は大学に行って、あとから入ってきました。一度、妙義龍が怪我をして復帰明けに一気に番付を上げて、抜かれてしまったことがあったんですよ。あれは、すごく刺激になりました。『早く大関に上がらなくちゃいけない』と、尻に火がついたような感じでした」

 

――映画の撮影後、2020年1月に現役を引退されました。まだ続ける、という選択肢もあったと思いますが?

 

「大関から落ちたら引退するというのは、何年も前から決めていたことです。そこで現役を続けても、魂の抜けた相撲しか取れない。そんな相撲を取るために、やってきたわけじゃないですから。もちろん、『まだ続けたらどうだ』という声が多かったですけど、そこは自分の気持ちを押し通させてもらいました」

 

――引退して大きく変わったことは?

 

「体重は7kg減りました。現役時代は、朝起きるとまず体を確認するんです。どこか痛いところはないか。そこから一日が始まります。頭の中も、『どうやったら強くなるか、いい治療法はないか』とか、そういうことばっかりです。

 

 今は、部屋の力士たちをどうやったら強くできるか、関取に上げてやれるか、それが考えることの中心です」

 

――ある意味、精神的負担も少なくなったわけですね。

 

「そうですね。現役のあいだに30年か40年、寿命が縮まった気がします。でも大丈夫。自分はもともと120歳まで生きる予定でしたから(笑)。

 

 今のコロナ禍では、やっぱり部屋の若い子たちのことが心配ですね。基本的に部屋で集団生活してますから、外で息抜きができません。ストレスが溜まりますよね」

 

――映画を観ての感想は?

 

「こういう大相撲のドキュメンタリー映画は、初めてだと聞いています。稽古に密着したり、食事のシーンもあったりして、土俵の上だけじゃない、いろいろな力士の姿が見てもらえるのは、いいことだと思います。相撲の魅力を伝えてもらえる、いい映画だと思いました」

 

――最後に、ご自身にとって「相撲道」とは?

 

「小学校1年からずっと相撲を続けてきたので、ひと言で表わすのも難しいですね。自分がこれまで生きてきて、ずっとそばにあったものなので。カッコつけて言うなら、『人生すべて』。相撲がなかったら今ごろ、どこで何をしていたかわかりません。人生そのものです」

 


武隈豪太郎(たけくまごうたろう)
元大関・豪栄道。1986年4月6日生まれの34歳。大阪府寝屋川市出身。埼玉栄高校から境川部屋に入門。2005年一月場所で初土俵。2007年新入幕、2014年大関に昇進。2016年九月場所で全勝優勝を飾る。2020年一月場所をもって引退。現在は境川部屋付きの親方として、後進の指導にあたっている

 

(C)2020「相撲道~サムライを継ぐ者たち~」製作委員会

 

※映画『相撲道~サムライを継ぐ者たち~』は、TOHOシネマズ 錦糸町、ポレポレ東中野ほかで上映中。順次全国公開予定

 

(週刊FLASH 2020年12月1日号)

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