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無断外食“再犯”で退団「柏木陽介」調子乗り世代の中心と呼ばれ“うんこメアド”流出の過去

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.18 06:00 最終更新日:2021.02.18 06:00

無断外食“再犯”で退団「柏木陽介」調子乗り世代の中心と呼ばれ“うんこメアド”流出の過去

2016年、サッカー日本代表での柏木陽介

 

 2月16日、Jリーグ・浦和レッズは、元日本代表MF柏木陽介(33)の退団を発表した。柏木は沖縄キャンプ中の2月4日に、FW杉本健勇(28)とともに飲食店を貸し切った状態で外食し、クラブの規律違反を問われていた。

 

 2020年秋にも規律破りがあった柏木は、今回が “再犯” に当たるとして厳罰処分。今後は、レッズ側が移籍先を探したうえで、レンタル移籍されることが濃厚だ。柏木は、「長いキャンプでストレスがあった」と話しているという。あるサッカーライターは彼の性格について、こう話す。

 

 

「根は真面目なんですが、独特の世界観を持っているんです。こういった我慢が得意なタイプではないですよね。

 

 本人にしてみれば、店は借り切ったし、チームメイトの杉本以外と食事したわけではないし、『これくらい大丈夫だろう』と思っていたのかもしれません」

 

 サンフレッチェ広島に所属していたユース時代から才能溢れる選手だった柏木だが、一躍注目を集めたのが、カナダで開かれた2007年のU-20ワールドカップだ。

 

「この大会の代表選手たちは、とにかく明るく、強気でした。大会直前の取材に、多くの選手が『優勝しか狙っていない』と声を揃えていたほどです。実際に、予選リーグは史上初の無敗での突破を果たし、決勝トーナメントはPK戦での惜敗でベスト16という結果でした。

 

 選手たちはゴールを決めると、当時流行っていた『ビリーズブートキャンプ』や、侍の抜刀を真似たポーズを見せて、現地のサッカーファンからも人気が高かったです。それ以来、彼らは『調子乗り世代』『悪ガキ世代』と呼ばれ、その中心的存在が柏木でした」(前出のサッカーライター)

 

 そうしたノリのよさからだろうか、2009年には、サポーターのあいだではよく知られた “事件” を起こしている。

 

「柏木が、ブログに誤って記事をアップしたことがありました。おそらく、関係者に連絡先の変更を伝えるためのメール文面を間違えて載せたと思うのですが、そこに記載されていた柏木のメールアドレスが『unko~』で始まるものだったんです。
 つまり、ローマ字読みすると、『うんこ〇〇〇〇』という単語だったんですよ(笑)」(サンフレッチェ広島サポーター)

 

 Jリーグを長年取材するサッカー専門誌の記者は、「思ったことを直球で言ってしまうタイプ。何事も包み隠さない人間なんだと思います」と話す。

 

「ザッケローニ監督下で日本代表に選出されたときは、急なポジション転換に『怖いです』と記者たちの前で弱音を吐いていた。記者からすると、“見出しになることを言ってくれる選手” として、彼には助けられたことも多いです」(サッカー専門誌記者)

 

 しかし、規律違反を重ねて信頼を裏切った代償は大きい。

 

「ベテランになり、2020年シーズンは出場機会に恵まれなかった柏木ですが、2021年シーズンに就任したリカルド・ロドリゲス監督からの期待は高く、チームの中心としてスタメン起用もあり得ました。

 

 しかし、規律を守ることを重視するロドリゲス監督にとって、柏木の “無断外食” は言語道断。今回の退団は、ロドリゲス監督の意見も大きいそうです。期待していて裏切られたぶん、非常に厳しい処分になったのでしょう」(前出の専門誌記者)


 この新型コロナ禍では、ノリのよさは禍の元なのかもしれない。

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