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田中将大、オフ日は「スマホゲーム」に没頭…“眼&脳”ダメージで「一桁止まり」の危機
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.23 06:00 最終更新日:2021.02.23 06:00
「楽天の練習場の中から『あ~ストレス溜まる。どっか行きてえ!』なんて選手の声が聞こえてきました。無理もないですよ」(スポーツ紙記者)
2月から始まったプロ野球春季キャンプ。最注目は、メジャーから楽天への復帰を決めた、田中将大(32)だ。しかし、連日メディアが練習場での田中の一挙手一投足を取り上げるものの、毎日の練習後のオフの姿はいっさい報じられていない。というのも、2021年はコロナ禍の影響で、キャンプ中の約3週間、選手は、ほぼ “軟禁状態” なのだ。
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「沖縄県とNPBが話し合い、選手の不要不急の外出の制限を決定しました」(キャンプ地の金武町役場担当者)
では、田中のストレス解消法はいったいなんなのか……。「スマホのゲームです」と語るのは、前出のスポーツ紙記者だ。
「田中は、オフの日は一日中、ホテルで『プロ野球スピリッツA(プロスピ)』『PUBG Mobile』などのスマホゲームに没頭しているそうです。とくに後者のゲームは、メジャー時代から熱中していて、その腕前もかなりのものだそうですよ」(同前)
だが、いくら息抜きとはいえ、スマホに熱中しすぎると「アスリートとして悪影響が出ることもあります」と、眼科医の平松類(42)氏が警鐘を鳴らす。
「一般的にスマホのやりすぎは、3つの悪影響があります。まずスマホを見続けると、眼のピントを合わせる筋肉を酷使します。これを続けると、若くして老眼を発症する『スマホ老眼』になる可能性があります。そうなるとピントが合わず、打球に反応する時間が、わずかながら遅れる可能性があります。
2つめは、ドライアイになる危険性です。普通の人は、まばたきを12秒以上我慢できますが、ドライアイになると眼が乾くので、早くまばたきが必要になります。キャッチングなどの際に支障が出る可能性があります。
3つめは、睡眠の質の低下です。スマホの画面はブルーライトを発するのですが、夜間にブルーライトを浴びると睡眠の質が悪くなり、疲れが取れにくくなります。体を非常に酷使する野球選手は、疲労が蓄積し、故障の原因となる可能性があります」
さらに恐ろしいことに、スマホのやりすぎは「脳へのダメージがある」と脳神経外科の奥村歩医師(61)が語る。
「スマホを “息抜き” と考えている方は多いですが、脳は目の前の視覚情報を処理するのに、多くのエネルギーを使うようになっています。つまり、スマホをやればやるほど、脳は疲労を溜めていくのです。疲労がたまりすぎると『脳過労』という状態になり、集中力や理解力、判断力が低下してしまいます」
野球評論家の江本孟紀氏(73)も、眼の重要性を語る。
「僕も引退直前は、視力が落ちたせいで狙ったところに投げられず、痛打を食らったことがありました。僕らの時代は、『眼によくないから読書もするな』と言われました。いまの選手もスマホばかりやらないで、キャンプ地のきれいな海の景色を見てほしいですが……」
楽天ファンは、田中に2013年と同じ24勝を期待しているはず。“スマホ眼” で一桁勝利に終わるなんてことがないといいが……。
写真・時事通信
(週刊FLASH 2021年3月9日号)