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阪神・佐藤輝明、甲子園初ホーマーの“スーパールーキー”にOBたちも太鼓判の「16年ぶり独走V」

スポーツ 投稿日:2021.03.10 18:30FLASH編集部

●「2021年に優勝しなかったら、いつするんだ!」偉大なる“先輩”たちも意気軒昂

 

 新 “令和の怪物” の加入で、虎キチが期待するのは、16年ぶりの “セ界制覇” だ。前出の阪神OBたちも「可能性はある」と認め、その理由は強力な投手陣にあるとした。

 

「2020年も先発・中継ぎ、抑えと駒は揃っていました。そこにロッテから実績のあるチェンが加入し、抑えのスアレスが残留。これは大きな “補強” ですよ。守り勝つ野球ではなく、投げ勝つ野球。今シーズンは、圧倒的な防御率で終える気がします」(広澤氏)

 

 2021年の補強の目玉のひとつである、韓国球界で20勝したアルカンタラの来日の遅れは、気になるところだが……。

 

「先発を6人と考えると、キャンプ時点で戦力は揃っていた。藤浪(晋太郎)はよくなっていますが、ここ2年のことを考えると、計算には入ってない。もし彼が先発である程度勝つことができれば、もうプラスでしかない」(赤星氏)

 

 江本氏も、藤浪をキーマンのひとりに挙げる。

 

「まだ抜け球はあるけど、精神的には安定してきているように思います。彼が10勝すれば、優勝争いをできる」

 

 強固な投手陣に比べ、安定感のない打線。それこそが、ここ最近の阪神の悩みだった。

 

「2020年、大山が一本立ちし、近本(光司)も成績を残した。一番と四番が固定できたうえに、捕手の梅野(隆太郎)と、野手で3人の核ができたことは大きいと思います。ここに佐藤が加わり、サンズ、マルテが残留。さらに韓国球界で47本塁打のロハスが来日すれば、攻撃のバリエーションはさらに増えます」(赤星氏)

 

 投打ともに上積みが期待できる今季の阪神。虎キチが期待する16年ぶりの美酒も、夢物語とは思えなくなってくる。

 

「私が現役だった2003年の優勝も、1985年以来18年ぶりの優勝でした。だいたい阪神は、そのくらいの間隔で優勝していますから(笑)」(片岡氏)

 

 赤星氏も、優勝候補にあげる。

 

「2021年に優勝しなかったらいつするんだ、という感じでしょう。矢野(燿大)監督も3年めということで、集大成になりますからね。対抗は巨人。梶谷(隆幸)が入ったし、なによりも菅野(智之)が残留したことが大きいですよ」

 

 阪神は2020年、開幕4カードで2勝10敗と大きく負け越した。シーズン最後は2位まで順位を上げたが、首位巨人とは7.5ゲーム差。結果的に、最初の躓きが大きく響いた。

 

「2021年は阪神と巨人の一騎打ち。ほかの4球団は力が落ちると見とるよ。だからこそ、開幕ダッシュを果たしてほしいわな」(岡田氏)

 

 広澤氏は、巨人を圧倒しての独走Vすら予想する。

 

「まだ来日できていない新外国人のロハスが合流すれば、戦力的に他球団を圧倒します。阪神に対抗できるのは巨人以外に見当たらないが、その巨人も今シーズンはちょっと危ないと思っています。阪神の独走もあり得ます」

 

 16年ぶりのVで、猛虎復活となるか。


写真・日刊スポーツ/朝日新聞

(週刊FLASH 2021年3月23日号)

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